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【PWP】新PPV大会「War on the Mainland」が開催

2010.07.13

Garijo8月14日(土・現地時間)に、サザンカリフォルニアでMMAのPPAイベントが開催される。「War on the Mainland」は、新興パワーハウス・ワールド・プロモーション(PWP)によってオレンジカウンティのアーヴァイン、ブレン・イベントセンターで行なわれる。

【写真】将来につながるファイトとして、最も注目されるのはディエゴ・ガリーホがジェンズ・パルバーと対戦する一戦か…… (C) MMAPLANET

メインにPWP世界ヘビー王座決定戦ティム・シルビア×ポール・ブエンテーロ戦を初め、ジェイソン・ランバート×アラン・ゴエスのPWP世界ライトヘビー級、そしてターレス・レイチ×ファラニコ・ヴィターレの間で争われるPWP世界ミドル級王座決定戦と、3階級で王座決定戦が組まれている。

何でも世界の冠をつけるのもいかがなものかと疑問に感じられる、微妙なPPVイベントを手掛けるのは、CEOブライアン・マンナを中心としたグループで、社長のトニー・マルチネス、マーケティング部門のエクゼクティブに加え、カリフォルニア柔術コミュニティの走り――ジョー・モレイラがMMAエグゼクティブとして名を連ねているPWP LLC。


マンナは韓国カラテといわれることもあるタンスードー(※漢字表記では唐手道)のマスターで、「我々のチームはみな、オールドスクール・マーシャルアーツ出身で、8月14日のイベントをMMAにとって公衆の入り口にしたい」と語る。

同イベントに先駆けて彼らは、8月8日(日・同)にサンディエゴのマンナ・マーシャルアーツで、MMAクリニックと称したセミナーを開く。そこではマルコ・フアスに加えPWPのモレイラ、マルチネス、カルロス・パロミーノ、そしてマンナ自身が講師を務めることになっている。

ウォー・オン・ザ・メインランドでは、王座決定戦以外に3月のWECでハビエル・バスケスに敗れ、一度は引退を口にしたジェンズ・パルバーがライト級で復帰戦を行なう。対戦相手は、ベラトールFCにも出場経験があるサンディエゴ、ジ・アリーナ所属のディエゴ・ガリーホ。サウロ・ヒベイロの紫帯でもあるガリーホは、キャリア4勝1敗ながら今のジェンズには十分に厳しい相手だ。

現在のところ全7試合が行なわれる見込みの同大会、マンナは「世界中のファイターが我々のイベントで戦うことに興味を持つだろうが、我々は長期契約などしない。私達はファイターが安定し、十分なファイナルシャルを受け取れる手助けをしたいんだ」と語っているが、第2回大会が行なわれるかどうかが、まずは先決だろう。

■War on the Mainland対戦予定カード

<PWP世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
ティム・シルビア(米国)
ポール・ブエンテーロ(米国)

<PWP世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ジェイソン・ランバート(米国)
アラン・ゴエス(ブラジル)

<PWP世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
ファラニコ・ヴィターレ(米国)
ターレス・レイチ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジェンズ・パルバー(米国)
ディエゴ・ガリーホ(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
グスタボ・シム(ブラジル)
リック・リーヴィス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ホルヘ・オルティス(メキシコ)
テリー・マーティン(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョアォン・シウバ(ブラジル)
エリン・ビーチ(米国)

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