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【UFC105】TUF9覇者ピアソン、ヒザ蹴りでライリー葬る

■第7試合 ライト級/5分3R
ロス・ピアソン(英国)
Def.2R4分30秒/TKO
アーロン・ライリー(米国)

互いにジャブを放って牽制しあうなか、ピアソンが踏み込んで右を放っていく。サウスポーのライリーが左を返すと、ピアソンも負けじと踏み込んで右を打ちこむ。

距離が縮まり、左ハイを見せたピアソン。続いて得意の首相撲からのヒザ蹴りをライリーの顔面に蹴りあげた。ケージにライリーを詰めてパンチ、さらにヒザ、フックの連打をピアソンが打ち込むと、サークリングから距離を取るライリーは右目尻をカット。再び距離を詰めたピアソンは右ミドルをヒットさせる。


右ストレート、左フック、返しの右と軽快に攻め続けるピアソンは、さらにヒザ、ハイを織り交ぜてライリーを攻め込む。ラウンド終了間際に組みつこうとしたライリーだが、首相撲につかまりヒザを受け、1Rはピアソンの一方的な攻勢で幕を閉じた。

2R、ローで試合を組み立てようとしたライリーに、ピアソンは構わず首相撲からヒザを突き上げる。ならばとヒップトスを狙ったライリーは、ピアソンのバランスを崩すものの、ペースは観客の大声援を受けた英国人が握ったままだ。

力強い左ハイ、左フックと攻勢のピアソンは、ライリーの首相撲に捕まっても、すぐにフックを叩き込み距離を取ることに成功する。左に回りながら、スーパーマンパンチを見せたライリーだが、ピアソンは苦もなくかわしていく。ピアソンが首相撲からフライにングニーを放つと、ライリーは額をカット。ここでドクターチェックが入り、試合続行不可能を宣言した。

TUFシーズン9では、優勝したとはいえ、決して評価が高くなかったピアソンだが、想像以上の強さを母国のイベントで世界中に見せつけ、ライリーからTKO勝ちを収めた。

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