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【DEEP93】初回を圧倒した竿本樹生が、粘るハシャーンから判定勝ちを収める

Saomoto【写真】この辺りで勝負は決したかと思われたが……(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
竿本樹生(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ハシャーン・フヒト(日本)

構えを変える竿本が、ハシャーンが放った右ハイの直後に左ストレートを当ててダウンを奪う。ガードを取るハシャーンにパンチをまとめた竿本は、立たせて一旦間合いを取りに。ここで前に出てきたハシャーンにアッパーも突き上げ、さらに跳びヒザへ。後方に倒れつつ組んだハシャーンは上を取れず、もう一度自ら下になる。足を抜きサイドで抑えた竿本はがぶりから立って離れる。

蹴りでバランスを崩した竿本が、すぐに立ち上がってパンチを入れる。左を当て、ケージにハシャーンを追い込むと、一旦下になりスクランブルでトップを狙うがハシャーンがキムラでスイープから極めに掛る。体を跨いで防ごうとした竿本の頭を挟んだハシャーンは、腕のクラッチを外す。もう一度、クラッチを組んだ竿本が股間を潜るように立ち上がりトップを取った状態で初回を戦い終えた。

2R、ハシャーンが右ハイ。距離をつめた竿本はアッパーから組みに行くが、クリンチから離れる。ハイで突き放すことができないハシャーンは、右のパンチを当てられ組みつかれる。首を取って譲らなかったハシャーンが、右を振って前に出てヒザを入れる。ケージに押し込みながら、なかなかテイクダウンを奪えない竿本、レフェリーがブレイクを命じる。

残り2分、攻めながらも姿勢が乱れるシーンが目立ってきた竿本が左ボディを当て、顔面に右を伸ばす。右アッパーを突き上げ、左右のボディフックからケージに詰めていく竿本は、距離を取り直す。ハシャーンも蹴りを多用しているが、背中が丸まっておりなかなかダメージを与えることができない。最後は竿本が大きく右を空振りしてタイムアップに。

初回の勢いが2Rには落ちてしまったが、ZSTフライ級チャンピオン竿本が3-0の判定勝ちを収めた。


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