【ONE104】コルビー・ノースカット、初回は寝技、2&3Rはスタンドでバトミを圧倒しONE初陣で判定勝ち
<女子フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
コルビー・ノースカット(米国)
Def.3-0
プトゥリ・パドミ(インドネシア)
頭一つ身長差がある両者。ノースカットから左ジャブを伸ばし、右ハイを蹴る。果敢に飛び込むパドミだが右を被弾し、直後にダブレッグへ。ギロチンを合わせたノースカットは頭を抜かれると同時に、ガードから腕十字を仕掛ける。腕が伸びたように見えたパドミだが、ヒジを引き寄せて一旦は防御する。直後にもう一度腕十字を仕掛け、逃げられたノースカットは三角絞めに移行する。
フックがルーズだったが、ノースカットは足の組みを縦にアジャストしていく。腰を上げて殴ろうとするパドミは、フリーズからリスタート後に腕十字に移行されると腕を引き抜く。直後にノースカットは草刈スイープ、パドミがすぐに立ち上がって組んでいく。頭を抱えクローズドを取ったノースカットは攻め続けるも、極め切れず初回が終わった。
2R、右を被弾したパドミが懸命に間合いを外す。ノースカットは再び右を当て、ジャブからワンツー、そして右ハイへ。近寄ることができないパドミがジャブを被弾して下がる。なんとかハイはブロックしたパドミだが、ノースカットは右を入れて右ハイ、パンチを纏める。パドミはボディを打ち返し、右ローへ。構わずノースカットは前蹴りや右ハイを続ける。ジャブに右を合わせようとするパドミだが、蹴りで突き放される。左ジャブから右ストレートをヒットさせたノースカットが、パドミの必死のステップインにカウンターで右を打ち込む。
ハイキックが頭上を通過し、右を打っていったパドミ。劣勢の中で右のダブルで前に出たが、如何としがたいリーチの差が彼女の前進を阻んだ。
最終回、パンチから軽快に蹴りを使うノースカットが、左のダブルから右ストレート。パドミは左を伸ばし、蹴りをブロックして打ち込む。距離を取って左の蹴り、右の蹴りはヒザから先の軌道を変える余裕を見せる。パドミも右ヒザを上げた状態で蹴りを止めてノースカットを挑発する。笑顔を見せたノースカットはパンチを一発もらうも、右ハイを頭部に当てる。重心を低く、ワイドスタンスを取ったノースカットは、もとの構えに戻りパンチ、蹴りを引き続き放つもやや疲れてきたか。
残り90秒、左ジャブをパドミが当てるも追撃はない。ノースカットが右を打ちこみ、足を使う。左に回りながらジャブを繰り出すノースカットは、最後まで距離を支配し終了の合図とともに両手を高々と挙げて勝利をアピール──当然のように3-0の判定勝ちを手にした。