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【TUF10】脱喧嘩屋=キンボ、疲労困憊のUFCデビュー

2009.12.06

(C) ZUFFA■第8試合 215ポンドキャッチウェイト/5分3R
キンボ・スライス(米国)
Def.3R終了/判定
ヒューストン・アレクサンダー(米国)

【写真】ブーイングに包まれたキンボのUFCデビュー戦だが、2Rにはアレクサンダーを豪快に投げ捨て、歓声を集めた (C) ZUFFA

ケージ際でサークリングを続けるアレクサンダーに、キンボもなかなか距離を詰めず、試合前の大歓声は、すぐにブーイングに取って変わる。

右へ右へ移動を続けるアレクサンダーは、時折前に出て左ローを見せるが、そのまま遠い距離を両者がキープし続ける。「来い」と挑発するキンボだが、アレクサンダーは変わらず足を使う。キンボが前に出て左を振るうが、空を切る。それでも前に出るキンボの右がヒットし、首相撲に捉えたアレクサンダーはボディにヒザを見舞う。


再び距離ができた両者。前進したキンボの左、右がヒットする。再び首相撲からヒザを見せ、距離を取ったアレクサンダーのサークリングが再始動する。そのままの展開が続くと、残り20秒でキンボが前に出るがローの餌食となり、距離が縮まらないまま場内はブーイングに包まれ1Rが終了した。

2R、オクタゴン中央に位置取るキンボに対し、アレクサンダーはケージ際を左右に移動しながら、時折ローキックを見舞う。この攻撃をカットできないキンボは、距離を詰めてパンチを放とうとするが、むなしく拳は空を切る。

両者待ちの態勢で、場内がブーイングが包まれるなか、キンボの左がアレクサンダーを捉えた。一気に距離を詰めたキンボは組みついてテイクダウンを奪う。そのままマウントを奪ったキンボだが、ポジションをキープすることはできず、アレクサンダーに立ち上がられるが、ATTでのトレーニングの成果か、パンチ一本槍のファイターから脱却しようとしていることをファンに披露する。

スタンドに戻ると、距離をつめてパンチをヒットさせたキンボ。思わず背中を向けたアレクサンダーに背後からパンチを見舞い、組みついて思い切り後方に投げ捨てる。パウンドを浴びながら、姿勢を戻し、キンボの足元にアレクサンダーが飛び込むが、これをギロチンで迎え撃つ。首を引き抜いて立ち上がったアレクサンダーだが、キンボは再びテイクダウン。マウントを奪い、パウンドからバックマウントへ移行し、チョークを仕掛ける。

アレクサンダーの背中に張りつくことができず、サイドから狙いにいったチョークは極めるのには無理があったが、キンボはここで絞めに固執せず、マウントへ戻る好判断を見せる。再び体をロールさせ、タートルポジションを取ったアレクサンダーはキンボの股の間をぬけてスタンドへ。組みついたキンボが、大きくアレクサンダーを投げ捨てようとしたが、今後は体を浴びせられて下になったところで2Rが終了した。

最終ラウンド、ローキックで活路を見出そうとしたアレクサンダーだったが、一転、玉砕を覚悟したかのうようにパンチの打ち合いに持ち込む。しかし、直後に両者ともに極短に動きが鈍り、手が出なくなる。残り試合タイムは3分30秒、ここで再びアレクサンダーが前に出て、左ジャブを交錯。「もっと打って来い」とキンボはアレクサンダーを挑発する。

アッパーを打ち込んだキンボだったが、足が前に出ていないので拳は標的に届かない。直後のアレクサンダーのローキックで倒れ込んだキンボ。疲れて、すぐに追い打ちの攻撃を見せることができなかったアレクサンダーにシングルレッグを仕掛け、大きく足を振りあげてテイクダウンを奪う。観客はキンボコールで彼を後押しするが、ここから攻め手はなくレフェリーにブレイクを命じられてしまう。

残り1分、ローキックを繰り返すアレクサンダー。キンボは左から右を見せるが、最後の最後に右フックを浴びてバランスを崩す。試合終了の合図とともに、ヒザに手をやるなど、疲労困憊の様子の両者、ジャッジの裁定は29-28、29-28、30-27でキンボに。「気分はいいよ。ATTに感謝している。これらも努力する。TUFは良い経験になった」と言葉も切れ切れのキンボ。ズッファは特異なキャラクターの持ち主に、どのようなマッチメイクを強いていくのか、気になる存在であることは間違いない。

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