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【PFL2019#08】左を当て続け、テイクダウンゲームで勝利したパーマーが大晦日のNY決勝へ

<フェザー級準決勝/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アレックス・ギルピン(米国)

レギュラーシーズン初戦でパーマーに判定負けを喫しているギルピンが、スイッチを見せる。パーマーは左オーバーハンドを放つ。右ローを蹴ったギルピンだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。左のパウンドを連打するパーマーに対し、ギルピンは蹴り上げからスタンドに戻る。右を当てたギルピンは、ここもスイッチを織り交ぜローの蹴り合いに。左ロー、左オーバーハンドのパーマーのダブルのフェイクにギルピンが反応する。さらにギルピンの右に左のカウンターを2度目決めるなど、前年度王者が攻勢を握る。ステップインに真っすぐ下がったギルピンに跳び蹴りまで見せたパーマーは左アッパーを入れる。ギルピンがその場跳びし、組んだパーマーがケージに押し込んで初回が終わった。

2R、よくジャンプするギルピンに落ち着いて左を2発ヒットさせたパーマーは、テイクダウン狙いを簡単に切りまたも左を当てる。パーマーの左の精度が高く、ギルピンは思い切りって動けなくなっている。パーマーが顔面だけでなく、ボディにも左を打ち込む。ステップインに左を合わされ続けるギルピンが、ダブルを切った直後に左フックを被弾。ついには左ジャブにダブルレッグを合わせたテイクダウンを決めたパーマーが、盤石の試合展開に持ち込み、パウンドで締めた。

最終回、左ロー、左フックを当てたパーマーが、ギルピンに前進に左フックを合わせる。腰が落ちたギルピンは、左跳びヒザもダブルレッグで倒される。ヒザのダメージがあったかトップコントロールに拘らなかったパーマーは、ダーティーボクシングでショートアッパーを受けてダブルレッグへ。切ったギルピンがギロチンを狙うと、パーマーは背中をつけて防御。サイドを取ったギルピンのパウンドにも、パーマーはスイッチからリバーサルを決めてトップに戻る。

この試合、初めて劣性になってもすぐに挽回したパーマーは、ここからはトップコントロールを選択する。パンチを落とし、足を抜こうとしつつ、戻されても構わずパウンドを入れるパーマーは盤石の態勢に。左のパンチ、鉄槌を入れ、腕十字狙いを切るとさらにパンチの勢いが増したパーマーがタイムアップまで攻め続け、フルマークの判定勝ちで大晦日に行われるフィナーレ出場を決めた。


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