＜ウェルター級準決勝／5分3R＞
レイ・クーパー3世（米国）
Def.2R0分11秒by KO
クリス・カーティス（米国）

マゴメド・マゴメドカリモフが負傷で準決勝を辞退。そのマゴメドカリモフに準々決勝で敗れたカーティスは試合後に引退を口にしていたが──なんと、グローブを装着しなおしデカゴンへ。

サウスポーのカーティスが右ジャブを伸ばす。右フックから組みついたクーパー、離れたカーティスはガードを固めてパンチを防ぎ、距離を取り直すと左フックを当てていく。ボディショットからダブルレッグを決めたクーパーが、バタフライフックを潰してボディロック・コントロール、バックに回る。後方から殴ったクーパーは正面を向いたカーティスにシングルレッグ。スイッチを狙ったカーティスをリフトアップして落とし、しっかりとトップを取り切る。ケージキックで逃れようとしたカーティスだが、サイドからマウントを取られ初回が終わった。

2R、ワンツーを放ったカーティスに右フックを打ち込んだクーパーが、後方に倒れたカーティスに追撃のパウンドでKO勝ち。アリーナ席で応援するファミリーの下へ駆け寄ろうと、デカゴンを乗り越えて観客席に行こうとしたクーパーを父クーパーJrが抱きとめる。

2年連続決勝進出を決めたクーパーは「優れたボクサーのカーティスに勝てた意味は大きい。この場で戦わせてくれた神、PFLに感謝している」と話した。

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