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【UFC ESPN04】序盤にロズウェルを圧倒したオルロフスキー、ガスアウトも気持ちが切れず判定勝ち

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ベン・ロズウェル(米国)

左ジャブから右を伸ばし、左ハイをオルロフスキーが放っていく。ローから右を当てたオルロフスキーだが、右フックを当てられ動きが一瞬止まる。直後に左フックでロズウェルが下がらせたオルロフスキーだが、圧力を強められケージを背負う。それでもワンツーで前に出るオルロフスキーは、右ロングフックを当てる。さらにワンツーを入れたオルロフスキーが、ワンツーからスリーでロズウェルを後退させる。ロズウェルは左の蹴りに右フックを合わせる。間合いを図るオルロフスキーがボディから左フックを狙い、左ロー。

受ける場面が増えたロズウェルだが、右フックを耳の後ろに当てる。出入りを大切にし、距離をコントロールするオルロフスキーが右アッパー、左ジャブでロズウェルの腰が一瞬落ちる。エルボーを入れたロズウェルに、スピニングバックフィストを当てたオルロフスキーが掛け蹴り、さらに左フックをヒットする。スピードのあるパンチとイン&アウトでオルロフスキーが初回を取った。

2Rになっても軽快な動きのオルロフスキーが、動きが遅くなってきたロズウェルにパンチ、蹴りを入れていく。殴って、離れるオルロフスキーがボディ、顔面にパンチを打ち分け、ロズウェルは鼻血を大量に流す。2分を経過し、ケージにオルロフスキーをつめたロズウェルは、態勢を入れ替えつつ組みでオルロフスキーを削っていく。

離れると、パンチで攻勢を握るオルロフスキーがスピニングバックフィスト、ワンツーと突かれつつも攻撃の手を緩めない。さらにサイドキックをボディに入れ、ローを決めたオルロフスキーの前にロズウェルは前に出て殴られるという展開が続いた。

最終回、左ジャブを続けるオルロフスキーに対し、組んだロズウェルがヒザを突き上げる。右から左を当てたオルロフスキーが、タフで倒れないロズウェルにパンチを入れ続ける。ロズウェルも左を当てるが、次が続かない。両者、動きが落ち組んだオルロフスキーがケージに押し込む。体を入れ替えたロズウェルはパンチを入れ、テイクダウンへ。

ヒザをついた状態でオルロフスキーが耐えて、スタンドへ。背中をつけずに粘ったオルロフスキーは、ケージに押し込まれて時間を使う。距離を取り直した両者、大きく肩で息をしたオルロフスキーが左を受けて、ケージ際に下がるとアッパーからパンチを纏められる。

それでも持ち直してパンチを返すオルロフスキーに対し、ロズウェルも攻勢を維持できない。殴られた組みからテイクダウンを狙ったロズウェル。最後はケージに押し込まれた状態で、息も絶え絶えという様子でタイムアップも迎え、オルロフスキーはマットに座り込んだ。

粘りを見せたオルロフスキーが、フルマークでロズウェルをフルマークの判定で破った。


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