この星の格闘技を追いかける

【UFC240】米国武者修行を終えたばかりの堀江圭功が、7月27日にダラドゥ戦でカナダでUFCデビュー!!

Yoshnori Horie【写真】名参謀コリン・オーヤマもすでに「打撃は通じるのでレスリングをいかに消化するか」と1カ月前に堀江について語っていた。チーム・オーヤマでの出稽古の成果が早くも表れるか (C)MMAPLANET

4日(木・現地時間)、北米の一部MMAサイトで今月27日(土・同)にカナダはアルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスで開催されるUFC240「Holloway vs Edgar」に堀江圭功が出場し、ハキーム・ダラドゥと対戦するというニュースが報じられた。


MMAPLANETでは堀江サイドにコンタクトを取ると、今や日本人契約選手はフロリダに拠点を移す佐藤天1人という状況だったUFCに、堀江が加わることは事実であることが確認された。キャリア8勝1敗の堀江は、3月にパンクラスで田中半蔵を101秒KOで下すと、石井史彦氏のマネージメントにより4月よりUFCと交渉に入っていた。

堀江自身は5月の最終週からカリフォルニア州アーバインのチーム・オーヤマに合流し、北米MMAを肌で知る経験を済ませ、昨夜帰国したばかりだ。米国を離れる直前にマネージメント・サイドにUFCから打診があり、ダラドゥ陣営の合意とともに正式オファーが届いたのは昨日の早朝だという。そして堀江の帰国を待ち、契約書にサインした──という慌ただしい状況でまだUFCのサイトには堀江✖ダラドゥのマッチアップは明記されていない。

いずれによせ、堀江のオクタゴン出陣は本決まり。対戦相手ダラドゥはアルバータ州カルガリー在住の準ご当地ファイターとなる。2014年2月のMMAデビューから6試合(※5勝1分)をWSOFで過ごしたダラドゥは、昨年3月のUFCにステップアップを果たした。ここで初黒星を経験するも、その後はオースティン・アーネット、カイル・バクニアクを下し2勝1敗と勝ち越している。

ナイジェリア人の母、ジャマイカ人の父を持つダラドゥは荒れた少年期を送り、14歳の時に日本でいえば少年鑑別所に当たるジュベニユ・ディテンションセンターを経験。カウンセラーの勧めでムエタイを始めるや、一気に才能が開花しアマムエタイで42勝5敗、プロのキックボクシングでは12勝0敗で9つのKO勝ちとう結果を残している。

陸上競技でいえば短距離走と跳躍競技の世界を制す血を持ち、喧嘩上等の生活の果てにプロ・ファイターとなったダラドゥは、これだけの肉体と破壊力のある打撃を有しながら、非常に冷静沈着なファイトができる。このソリッドな点こそがダラドゥをさらに厄介なファイターに仕立て上げているが、空手ベースの距離感と踏み込みで堀江がいかに立ち向かっていくのか。キャリア的にも大差ないだけに、しっかりと地に足をつけたファイトでメジャーデビューに挑んで欲しい。

PR
PR

関連記事

Movie