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【DWTNCS S03 Ep02】ゼーンに圧勝。ジャスティン・ゴンザレスが15分で12度のテイクダウン奪う

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ザック・ゼーン(米国)

今大会再注目、9勝0敗のゴンザレスは、サウスポーのゼーンの右ローをキャッチして右フックを連続で打ちこみ、ボディロックでケージに押し込む。オクタゴン中央にテイクダウンを決めたゴンザレス、ゼーンはケージ際に移動して立ち上がる。体を入れ替えて押し込もうとしたゼーンは、離れてスピニングエルボーから大振りのフックを振るっていく。そこに組みついたゴンザレスが押し込んだ状チアが続き、残り90秒でテイクダウンを決める。背中を預けて立ち上がったゼーン、ゴンザレスはバックコントロールから前方に崩し、スクランブル&バックを続ける。後方から重い右を打ち込んだゴンザレスが初回を取った。

2R、ゼーンが左ミドルを決めると左ハイへ。ゴンザレスはここも右ローをキャッチして、右アッパーからフックを連打し寝技に持ち込む。初回同様バックコントロールで試合をリードし、後ろから殴るゴンザレスに対し、ゼーンは防戦一方になる──も同シリーズで評価される試合内容ではない。テイクダウンから足をフックしたゴンザレスは、暴れるゼーンにワンフックを続けてパンチを思い切り打ちつけ、RNCへ。絞めよりパンチを選択したゴンザレスが、バックから左右のパンチで殴り続けるが、そのワンフックが外れゼーンがスタンドへ戻る。

すかさず組みついたゴンザレスがバックに回り、テイクダウン。そして殴っていく。バックから正面に回りつつボディロックテイクダウンを決めたゴンザレスのパンチに。バックを預けたゼーンは両足をフックされ絞めの防御に徹する。ゼーンが起き上ると足のフックを外して殴るゴンザレスがゼーンを圧倒した。

最終回、ゼーンは右前蹴りから左ボディストレートもすぐに組まれ、ボディロックテイクダウンを許す。ここはバックでなくハーフで抑えた正面からゴンザレスが殴るも、ゼーンは背中を向けて立ち上がる。胸を合わせたゼーンは小外掛けで簡単に倒され、バックを譲る。そしてケージに押し込まれて胸を合わせて、再び小外掛けでテイクダウンを決められる。レスリング主体で圧倒すると、フラストレーションがたまるという北米MMAの損なパターンが続くなか、ゴンザレスはスタンドのバックコントロールからヒザ蹴り、パンチを連打する。

この試合、12度目のテイクダウンを奪ったゴンザレスはゼーンの足を捌いてパウンド、ここもゼーンは背中を見せて立ち上がる。最後の10秒、正面を向いたゼーンに足を止めてフックの連打で締めたゴンザレスが判定勝ちした。

ローラ・サンコのインタビューで勝者は「ダメだ。特にゲームプランはなかった。その通りにならないことがあるから、まぁテイクダウンはしていくけど……こういうことになったってことで。相手にやりたいことやらせず、僕のやるべきことはやった──コーチの指示通りに。15分で12度のテイクダウンを評価してもらえるとね」と話した。


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