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【DWTNCS S03 Ep02】見事な柔術を披露したダウカウスがロンバルドに圧勝も……初の判定勝ちに心は晴れず

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス(米国)
Def.3-0:30-25.30-26.29-27
マイケル・ロンバルド(米国)

上背で優るダウカウスが、左の蹴りを多用する。ロンバルドは左フックをヒットする。ダウカウスはサウスポーの構えから蹴りを織り交ぜ、右ジャブ&左ストレート。これを被弾しながらロンバルドが勢いのある右フックを返し、テイクダウンへ。ヒザをついた状態から立ち上がったダウカウスは背中を譲らないよう対処し、ダブルレッグもケージを利して倒れない。押し返し、離れたダウカウスが左を当てるとシングルレッグにはギロチン&バタフライガードへ。

マルセロチンから上を狙ったダウカウスに対し、ロンバルドはバックに回りボディロックでケージに押し込む。胸を合わせたダウカウスは左エルボーを当てて離れると、ヒザをボディに連続で突き上げる。逆にボディロックにとり、前方にロンバルドをテイクダウンしたダウカウスがサイドで抑えてエルボー、初回を取った。

2R、左ミドルから右ハイ、ショートのコンビネーションを見せたダウカウスが、ロンバルドをケージに押し込む。ロンバルドは体を入れ替え、右ヒザを突き上げる。距離を取り直すと、前に出てきたロンバルドにヒザ蹴りを突き上げたダウカウスが、ギロチンから引き込む。顔を真っ赤にして、ハーフで頭を抜いたロンバルドは糸通しからの三角をセットアップされる。腰を上げて体重をかけ、クラッチをルーズにしていこうとするロンバルドだが、横に崩したダウカウスが腕十字にスイッチする。

起き上ったロンバルドの右腕を伸ばしに掛かるダウカウスは、残り10秒で再び三角絞めへ、サブミッションを使った見事なディフェンスで、ダウカウスはパウンドを受けることなく下の局面を加点して乗り切った。

最終回、左ストレートを当てて組みついたダウカウスが左腕を差したボディロックから、テイクダウンに成功する。ハーフから肩固めを仕掛けたダウカウスは同時に足を抜きに掛かる。ここにスイープを合わせたロンバルドは、肩固めを解いたダウカウスのパスのプレッシャーにさらされる。細かい鉄槌から、左エルボーを落としたダウカウスが見事にマウントを奪う。

抑えつつパンチを連打するダウカウスがエルボー、背中を見せたロンバルドを仰向けにバックグラブから、マウントに戻る。自在にロンバルドを泳がせるダウカウスがRNCを狙い、上を向いたところでパウンドの連打。嫌がったロンバルドが下を向いてもパンチを打ちつけ、背中を伸ばそうとする。パンチから上を向かせRNCを狙うダウカウス。パームトゥパームで絞めあげるも、ロンバルドが試合まで耐えきった。

打撃と柔術ゲームで完全に試合を支配し圧倒的なポイント差でキャリア7連勝、初の判定勝ちとなったダウカウスは、バックステージで「勝ったけど、パフォーマンス的は残念だ。あれだけ仕掛けたのだから仕留めないといけなかった。ポジションがまずあって、殴る。そうしたらサブミッションの機会が訪れるんだ。ダナへのメッセージ? 今日より僕はできるはずなんだ」と語った。


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