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【TORAO24】九州MMAを背負って立つ21歳コンビ──野瀬翔平&野尻定由が共に1Rで勝つ

Noze & Nojiri【写真】時代が時代なら九州のNN砲、今らなノノ・ペアとでも呼ぶべきか。野瀬&野尻の九州期待の若手2人だ (C)MMAPLANET

16日(日)、福岡県北九州市の小倉北体育館で開催された闘裸男24 Direction of the Cage03。同大会のレビュー01はともに1997年10月生まれ、九州MMA界の将来といえる若い選手の試合の模様を振り返りたい。


01<フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R2分02秒 by RNC
一水浩二(日本)

1997年10月19日生まれ、マスタージャパン福岡所属の野瀬はプロデビュー戦を後楽園ホールのプレリミで行い、緊張で本来の動きができずドローという苦い経験をしている。その後も引き分けを経て、Force10でプロ初勝利を挙げた野瀬はマスタージャパン弘中邦佳総帥の指導方針により、ブラジリアン柔術をしっかりと身に着け力をつけてきたところを今大会の第4試合でしっかりと見せた。

02いきなり振りの大きな右フックに、一水の右を受けて姿勢を乱した野瀬だが構わず右フックを振り抜き、左ローから一気にテイクダウンに成功する。すかさずパスした野瀬は一気にマウントを奪うと、思い切りエルボーを振り下ろす。腕十字は察知されるも、拘らず下にならないようリリースしてすぐに上を取り直すと、即パス。サイドからクルスフィックスに取り、パンチを連打していく。

03一水が左腕を伸ばして足を取り来ても、冷静に対処してマウントを取り返すと流れるようにバックへ。両足をフックした野瀬は、パームトゥパームでタップを奪った。弘中が「格闘技しか興味がないような生活を送り、練習に没頭している」という野瀬がプロ2勝目を挙げた。

04<バンタム級/5分2R>
野尻定由(日本)
Def.1R3分39秒by TKO
堀川 55 滉介(日本)

野瀬の6日後に生まれた野尻は、格闘技代理戦争シーズン03ファイナルのワンマッチ=前田浩平とワンマッチで微妙な判定で敗れているが、その出場により格闘技界では名前が知られた存在に早くもなっている。

05その野尻、第7試合に出場し堀川と対戦。力が入っているのか、パワフルではあるが硬くスピード感に欠けた立ち上がりとなった野尻だが、ケージに押し込まれながらも逆に小外刈りでテイクダウンを奪う。スペースを取った力強いパウンドで堀川に立たれるも、右フックを被弾しそうになった野尻がケージ際で内股を仕掛ける。

06同体で再びスタンドに戻り、ここでも金網を背にした状態から大内刈りを決めてトップを奪取する。堀川のシングルにギロチンを合わせた野尻は、修正しつつ絞めていく。それでも極まらないと判断すると、野尻はがぶりからスタンドへ戻る。動きもほぐれてきた野尻は左でダウンを奪うと一気に堀川をパウンドアウトした。

所属する赤崎道場の赤崎勝久代表によりフルコン空手も交えた育てられた野尻らしい、総合力を見せた勝ちっぷりとなった。この勝利に赤崎代表も「前田君はパンクラスで活躍しているし、2人がもっと上のファイターになって再戦とかしてほしいですね」と笑顔を見せていた。

2017年&2018年の全日本アマチュア修斗フェザー級王者、21歳コンビの野瀬&野尻が闘裸男での勝利を経て関西や首都圏でどのように活躍していくのか、見ものだ。

■Torao24試合結果

<修斗環太平洋ウェルター級王座決定戦/5分3R>
ソーキ(日本)
Def.2-1:29-27.29-28.28-30
田村ヒビキ(日本)

<ストロー級/5分3R>
本田良介(日本)
Def.2R3分32秒by RNC
安芸柊斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-19
有川大介(日本)

<バンタム級/5分2R>
野尻定由(日本)
Def.1R3分39秒by TKO
堀川 55 滉介(日本)

<ライト級/5分2R>
菅原和政(日本)
Def.1R4分25秒by RNC
久保昌弘(日本)

<フライ級/5分2R>
岡本瞬(日本)
Def.2R1分48秒by ギロチンチョーク
親川龍(日本)

<フェザー級/5分2R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R2分02秒 by RNC
一水浩二(日本)

<フェザー級/5分2R>
沖高志(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-18
倉信洋一郎(日本)

<54キロ契約/5分2R>
当真佳直(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18
わっしょい内田(日本)

<2019年度新人王決定T1回戦ストロー級/5分2R>
饒辺直也(日本)
Def.2R2分26秒by RNC
大城正也(日本)

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