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【Shooto 30th Anniv.T06】黒部の相手はイ・イェジに。1月大会で明暗分けた仲山&青井も出場

Shooto【写真】連敗奪取が絶対の青井、その青井戦の勝利をより価値のあるモノにしたい仲山、絶対的なホームを離れデビュー直後のような厳しい状況に身を置くことになったイ・イェジ (C)MMAPLANET, SUSUMU NAGAO & KAORI SUGAWARA

19日(水)、サステインより7月15日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto 30th Anniversary Tour 06の追加カードが発表され、初参戦する黒部三奈の相手が韓国のイ・イェジになったこととフェザー級注サバイバルマッチの実現が明らかになった。


修斗で王座獲得を宣言した黒部と戦うイ・イェジは高校生ファイターとして注目を浴びた韓国ROAD FCのアイドル的存在だった。元は道着着用の総合格闘武術=ゴンクォンユスルゴンク出身で、元ロードFCフェザー級王者で病の前に引退を余儀なくされたイ・ユンジュンの後輩でもある。

キャリア序盤から、しなしさとこや渡辺久恵と対戦するなど厳しい戦いを強いられたこともあったイ・イェジだが、しなしにはリベンジを達成するなど確実に力をつけていた。しかし、高校生活最後の1年から卒業後にかけてば前澤智、荒井みか、そしてデビュー戦のイ・スヨンに敗れるなど3連敗中で、捲土重来を期しての3度目の来日となる。

この他、青井じんと内藤大尊のフェザー級の一戦が実現する。修斗の将来を背負って立つ逸材と目されていた青井は2017年10月に無敗の20歳として高橋遼伍の持つ環太平洋フェザー級のベルトに挑戦するもローで腓骨を折り、長期欠場を強いられた。そして今年の1月に15カ月振りの復帰戦で、仲山貴志のRNCに敗れリスタートに失敗している。

対する内藤も3月の工藤諒司戦で粘りを見せるも判定負けを喫し、2017年から7試合と実戦経験を積んではいるものの2勝5敗と結果が残せていない。現状、青井に勝てばキャリアの再構築に欠かせないビッグウィンとなる内藤。対して、青井も半年後には23歳を迎え、海外進出を狙ううえで絶対的に若い年齢ではなくなった。それぞれのキャリアのなかで、もう負けられない状況での生き残り合戦だ。

(C)SUSUMU NAGAO

(C)SUSUMU NAGAO

1月大会で青井を相手に番狂わせと見せた仲山は、稲葉聡と戦う。昨年7月に5年9カ月振りの修斗出場から、工藤、そして高橋孝徳と2試合連続ドロー──とはいえ、事前の予想で不利であった好調な相手に白星を献上せず意地を見せてきた。

仲山にとっては青井戦の一本勝ち、そして稲葉にとっては2つの痛み分けのという結果をより生かすためにも、勝利が絶対のマッチアップとなった。

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