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【UFC237】手強いフアシンに対し、バルセロスが最初のチャンスで猛攻仕掛けTKO勝ち

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.2R4分49秒by TKO
カルロス・フアシン(ペルー)

サウスポーのフアシン、バルセロスはジリジリと距離を詰めて右を振るっていく。フアシンは左オーバーハンドを見せ、左前蹴りへ。前に出るバルセロスをフックで待ち受けるフアシンは、左ストレートをヒットさせる。左回りで左を当てるフアシンに対し、バルセロスは左ローを蹴るが、パンチでは劣勢か。踏み込んで左ジャブを当てたバルセロスが、右ミドルを入れる。フアシンの左ハイをブロックし、左オーバーハンドをかわしたバルセロスが右ストレートから左ハイを繰り出す。右ジャブに左ヒザをボディに入れたバルセロスの遠いレンジの攻撃に対し、接近戦のボクシングはフアシンが攻勢の初回だった。

2R、ショートのワンツーから組みを見せるバルセロスだが、フアシンは組みを切って左を当てる。バルセロスも左ジャブを届かせると、左フックから右オーバーハンドを当ててダウンを奪う。体を丸め足を効かせられないフアシンに左右のパンチを連打し、足を入れてきても左を打ち込んだバルセロスがバックを取りつつ、反応したフアシンされるとニアマウントからパンチを連打する。

左手を殺して殴り、RNC狙いのバルセロスはフアシンがここも反応するとダースチョークへ。背中をつけた防いだフアシンを殴り、スクランブルでバックに回ろうとしたバルセロス。ガードを取り直したフアシンから、バルセロスはマウントを奪うとエゼキエルチョークを繰り出し、パンチから肩固めを伺う。フアシンはハーフに戻しキムラも、潰されてエルボーの連打を受ける。左のパンチにつなげたバルセロス、ここでレフェリーが試合を止めた。

「ベストパフォーマンスじゃない。距離をコントロールできなかったから、プランBのテイクダウンで攻めようと思った」と勝利を振り返ったバルセロスの言葉通り、敗れたフアシンはスタンドもそうだが、寝技での粘りも特筆すべきUFC初戦だった。


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