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【ONE94】いよいよONE初陣=アベラルド戦へ、佐藤将光「格闘技に触れることができていればそれで良い」

Syoko Sato【写真】ONEという舞台で、佐藤が如何に輝くか (C)NOB YASUMURA

10 日(金・現地時間)、タイはバンコクのインパクトアリーナで開催されるONE94「Warriors of Light」に修斗世界バンタム級チャンピオン佐藤将光が出場し、マーク・アベラルドと対戦する。

念願叶ったONE出場、2度の計量を終えて佐藤がどのような気持ちでサークルケージ初陣に挑むのか。東京都目黒区の都立大前にFIGHT BASEという自らのジムを開き、ONEと契約を果たし、新たな格闘家人生のステージに上がる──佐藤だが、試合に勝つというフラットな精神状態にあった。


──ハイドレーションと体重、しっかりとパスされた佐藤選手です。ONE方式の計量はいかがでしたか。

「結構、神経を使いました。尿比重を測る経験がなかったので、ひたすら水を飲んでカリウムを摂って循環させ、薄いおしっこがでるようにトライしていました。

ただ、2日前計量で尿酸値もクリアになった時に安心できました。ハイドレーションは体重ではないので、イメージが難しいですよね。自分でチェックできないですし、怖かったです」

──傍で見ていると、計量の日でも軽く食事をしていたり、フルーツを食べている選手がいるので、この方法の方が体には良いのだろうなとは思いますが、ストレスはストレスなのですね。

「体には絶対に良いです。この計量方法で動きにどう影響が出るのかは分からないですが、水抜きが体に毒なのは絶対ですからね。ただ、計量が2度あるのはストレスといえばストレスです。1度クリアしても、もう1度ある状態は」

──去年の8月の日本大会の会見でマイクを取って出場をアピールするなどしてきたONEでの試合がいよいよ明日に迫ってきました。改めて今の気持ちはいかがですか。

Sato & Black Panther「意外にいつもと変わらないです(笑)。一つの戦いだと。ジムを開いて、修斗に送り出してもらって色々と背負うモノがありますが、戦いは戦いなのでスッキリとしています。明日に向けて集中できています」

──初めてのタイでの試合です。

「どっちかといえば海外で試合がしたかったので、時差もなく気候も汗をかくのにちょうど良くて。水とか食事に注意するだけですけど、ずっとホテルにいますし問題ないです。日本より集中しやすいです。

ジムのこと、仕事など周囲に気を使うことが当然に出てきますが、こっちではホテルにいて試合のことだけ考えていれば良いので」

──対戦相手のアベラルドは、前回の2月に竹中大地選手に勝つというアップセットを起しました。

「全体的には竹中選手が押していましたし、ああいうのが(ヒジで唇をカットし、TKO勝ちに)あるというのがあの試合で分かりました。自分の殴れるところにいて、ひたすら殴るというスタイルだと思うので。それ以外はヒジとギロチンチョークですね。

体が強くて、そこを武器にしている。トータルの能力でいえば日本人選手の方が上ですが、フィジカルとか一点で秀でているところかがあるから、そこに飲み込まれないように戦いたいです」

──佐藤選手は組んで倒し、抑えるのではなくガンガンやってきた選手です。

「僕はどちらかというとONEの裁定はありがたいです。抑えるだけでポイントにならないなら、相手も攻めてくる。そうなるとコチラにもチャンスがあって、試合も面白くなります。戦いやすいルールと裁定基準です。

だからといって相手の攻撃を受けても平気とは思っていないです。一発のある相手で、効かされるとドンドン来るでしょうし。僕もリスクのある打ち合いはしたくないですが、そういう時に引いてしまうと逆に攻められてしまう。それでもできるだけクレバーに戦いたいです。

打ち合い覚悟という気持ちもありますが、距離を外したりテイクダウンを使うなど、できるだけリスクなく勝とうとは思っています」

──自らのジムを持ち、ONEで戦うようになったことで気持ちを新たにという部分はありますか。

「こんなこと言うとあれですが、人生が変わるとか……一生稼げるわけではないですし(笑)。その辺はあまり気負うことはないです。流れに身を任せる感じで生きています。

できるだけ格闘技に携わりたい。だからジムを開いたので……でも、他に仕事をすることになっていたとしても、僕は格闘技に触れることができていればそれで良いです」

──ONEに出るからには目指すところも決まっていると思います。だからこそ、最初の試合は大切になってくるかと。

「一つ目は凄く大切で、これで評価も分かれるかと思います。僕がONEで通じるのかどうか。相手もベルトに絡むような選手ではないので、ここで勝っておかないと……タイトルを目指す上で絶対に落とせないです。しっかりと自分の強さを見せられるよう──でも一つの試合として深く考えず、集中して戦おうと思います」

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