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【PJJC2019】ハファ・メンデス、コブリーニャを継ぐ男?! フェザー級注目はショーン・ヒルテイラー!!!

Shane Jamil Hill-Taylor【写真】フェザー級新時代の旗手、ショーン・ヒルテイラー(C)SATOSHI NARITA

21日(木・現地時間)から24日(日・同)にかけて、カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターにてIBJJF主催のブラジリアン柔術パン選手権が行われる。世界選手権への前哨戦とも言えるこの大会のプレビュー第3回は、大塚博明が出場するフェザー級の見所を紹介したい。


世界の強豪が集結し、俄然注目の高まるこの階級。最注目にして優勝候補本命は、昨年世界王者の座に就いたシェーン・ヒルテイラー(ロイド・アーヴィン)だ。抜群の反応スピード、脱力しておいて隙あらば突然相手を高々と舞わす絶妙のタイミングのスイープ、一瞬にして相手を極めてしまうキレを併せ持ち、そのしなやかさと緩急に富んだ柔術は観る者を魅了する。

単なる世界王者を超えて、コブリーニャことフーベン・シャーレス、怪物ハファエル・メンデスに続くこの階級の象徴的存在になる可能性すらあるこの若者の一挙手一投足に注目してほしい。

Saggioroその対抗といえるのが、昨年の世界大会決勝でヒル=テイラーに敗れ2年連続の準優勝に終わったレオナルド・サジオロ(BTT)だ。この階級屈指の安定感を誇るトップゲームと、下になっても即座にスクランブルに持ち込み上を取り返す底なしの地力を持つサジオロ。昨年はヒル=テイラーの迅速の先制攻撃と、合気道の達人の如きスイープにしてやられてしまったが、今回はそれを封じる手立てを用意しているのか。大注目の世界大会決勝のリマッチが実現するとしたら、決勝戦だ。

さらにコブリーニャの愛弟子アイザック・ドーダーライン、コブリーニャの息子のケネディ・マシエルというアリアンシ若手コンビもエントリー。ドーダーラインは黒帯になってからビッグタイトルにこそ恵まれないものの、パウロ・ミヤオやマーシオ・アンドレといった超強豪たちと毎回紙一重の戦いを繰り広げており、実力は折り紙つきだ。今回は順当に勝ち上がると、準決勝でヒル=テイラーとの対戦が実現する。

マシエルは昨年黒帯を取得し、ノーギ・ワールズで6試合を勝ち抜いて優勝して脚光を浴びた。1月のヨーロピアンではクレベル・ソウザの猛攻の前に不覚を取っているだけに、今大会での本領発揮が待ち望まれる。準々決勝でこのマシエルとの対戦が濃厚なサジオロは、一昨年の世界大会決勝で父コブリーニャをあと一歩まで追い詰めた男だ。世界レベルの舞台において親子二代で同じ敵と対戦という、興味深い図式が実現しそうだ。

Otsukaこれらの強豪たちに日本から挑むのが、大塚博明(フィジカルスペース)だ。昨年の本大会で一勝を挙げた大塚は、続く世界大会初戦では強豪のジルソン・ヌネスと対戦。地力に勝るヌネスの攻撃を凌ぎつつ、逆転可能圏内で終盤まで試合を持ち込むと、残り17秒で50/50から体勢を入れ替え逆転に成功してみせている。直後の引き込みに失敗し、最後の最後に再逆転を許してしまい大きな獲物を逃したものの、大塚はその技術と知略が世界の強豪に通じることを証明しているといっても過言でない。

その後の全日本とアジア大会では準優勝を準優勝に終わっただけに、パンで手応えと結果を残すことがムンジアルへの可能性を広げることになる。そんな大塚の初戦の相手はアトス所属のジョアオ・メンデスだ。今年のヨーロピアンでガブリエル・マランゴーニを倒し、ドーダーラインには惜敗したものの3位入賞している強豪だ。この難敵を下すことができれば、準決勝進出をかけてドーダーラインと戦うことになりそうだ。

なお、今回の組み合わせでは上記の強豪たちが入っていないブロックが一つある。ここからは、ベテランのサミール・シャントレ(アレス)と、アジア大会を世羅智茂と大塚に圧勝して制したコール・フランソン(チンギーニャ柔術)の勝者がベスト4入りする可能性が高そうだ。

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