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【Pancrase305】REBEL FCフェザー級チャンプ摩嶋一整がデカゴン初参戦、田村一聖戦が決定!!

Pancrase305【写真】面白い実力者がデカゴンにやって来る!! 対するは若手キラーの一聖だ(C)PANCRASE

19日(火)、パンクラスより5月26日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase305に摩嶋一整が出場し、田村一聖と対戦するフェザー級マッチが組まれることが発表された。


ナザレノ・マレガエリエ✖ISAOのフェザー級王座統一戦が組まれる同大会で、その後のフェザー級タイトル戦線に大きな影響を与える可能性がある摩嶋がパンクラス初参戦を果たす。

3歳から高校卒業時まで柔道を続け、中学や高校時には全国大会やインターハイ出場経験も持つ摩嶋は、就職後に運動不足解消のために毛利道場に入門した。奨学金で大学進学もできた実力者は今時の柔道家には珍しく関節技や絞め技が好きで、引き込みまでして寝技で戦っていた。そんな摩嶋は毛利道場主催の一心というアマ大会で試合出場を始め、プロかアマかの判断もつかないままデモリッションやグラジエイターで実戦経験を積む。

そしてVTJ大阪大会でキャリア唯一の敗北を喫し、旧グラジエイターでフェザー級のベルトを獲得してから、2014年に全日本アマチュア修斗出場という異例のキャリアの積み方をしている。その全日本では準決勝で松嶋こよみに敗れたが、この年の終わりにパンクラスの大阪大会でプロの試合に再び挑み、その後は闘裸男やBORDERというプロ修斗公式戦でキャリアを重ね、現環太平洋王者TOMOに勝利している。

2017年に修斗・後楽園ホール大会で星野勇二を破ってからはクンルンファイト豪州大会を経てREBEL FCへ。昨年4月の初陣でホドウフォ・マルケスをRNCで破りフェザー級のベルトを巻いている。昨年7月にはプロ修斗=TORAO22に毛利道場が協力し、地元の周防市でイベントが開かれたために出場を決意も、体重オーバーというミソをつけたうえでの一本勝ちを飾っている。

このままレベルFCで実績を積みUFCを目指していた摩嶋だったが、そのレベルFCは度重なるイベント中止&延期を繰り返し、最高峰で戦うという目標に向かってキャリアの再構築を日本で行うことを決めた。そんな矢先にパンクラスとONEのパートナーシップが発表されたわけだが、とにかく摩嶋にはキャリアを通してコンスタントに試合ができるという環境がなかったので、タイトル云々の以前に確かな実力者との試合経験を積み重ねてほしい。

今回、摩嶋の前に立ちふさがるのが、昨年3月に堀江圭功の快進撃をストップしたベテラン田村だ。堀江に勝利してからは、中島太一との競り合いに敗れた田村もまた──強ければ相手は問わないというキャリアを全うするために、若いファイターのステップアップのネタにされるわけには行かない。田村のような間合いと一撃を持つファイターとは対戦したことがない摩嶋が、いかに得意のバック奪取という流れに持ち込むか。また田村がそのグラウンド戦の強さを見せることになる可能性も十分にある注目カードだ。

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