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【Pancrase303】元フライ級KOP神酒龍一、秋葉大樹戦で2年振りのデカゴン「義務感でなく自分から」

Ryuichi Miki【写真】ゲンを担ぐわけではないだろうが、DEEPストロー級王座を防衛戦した同門・越智晴雄の試合前のインタビューと同じ構図で (C)Tri-Fight

17日(日)、東京都台東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase303 に神酒龍一が戻ってくる。

元フライ級KOP、そして修斗世界バンタム級王者でもある神酒は2017年3月12日にマモルに敗れ、パンクラス・フライ級の頂点から転落すると──決して短くない時間、格闘技から離れていた。

その間何を考え、なぜ再び戦う決意をしたのか。自分探しの試合ではなく、一己のファイターとして神酒は勝利だけを目指す。


──約2年振りの復帰戦が近づいてきました。

「今日でちょうど2年ですね」

──マモル選手に敗れ、タイトルを失った後にジムにも姿を見せなくなったなど話が伝わってきており、引退するのかという噂もありました。

「マモル戦の後に辞めるという気持ちは実はなかったです。ただ、また戦ううえでテーマが見つからないとやる意味はないという思いではいました。人生の物語のなかで、あまりにもテーマがなければ続けても色々な人に迷惑をお掛けしてしまうので」

──試合後にもう一度タイトルを取るとか、そういう気持ちにすぐになれなかったのですね。

「そこでいえば燃え尽き症候群ではないですが、かなり擦り切れてしまっていたので、ここで何か判断することは良くないと考えていました。まず、休もうと。

擦り切れた状態を何とかしようとしていると、ふとしたきっかけで『辞める』と言ってしまいそうなので、ひたすら休むこと。あまりに人とも触れ合わない状況を作っていたぐらいだったかもしれないです」

──もう格闘技から離れた感じだったのですか。

「仲間の試合はちょこちょこと見に行っていましたが、練習はほぼほぼしていなかったです」

──それにしても2年は長いです。

「戦いたいという気持ちはありました。戦うのは好きというか、勝つのが好きなので。出ることに意義があるのではなく、勝ちたいんです。なおかつ、勝ったからどうなるのかというのもありました。自分は運よくチャンピオンにもなれましたが、実は凄まじい喜びがあったわけでなく、助けてくれた仲間たちに喜んでもらえる……それでホッとしたような。義務を果たしたような気持ちでしかなかったんです。

だから、試合をして勝って……また、そこに戻るのかという考えもありましたし。擦り切れているからこそ、そうなるのですが、そんな自分を認めたくない時期でもありましたね。選手練習に戻った去年の夏頃です……また戦おうと思ったのは。チャレンジしたい、義務感でなく自分からやりたいと。ただしプロなので、試合を見たいと思ってくれる人に何かを提示しないといけないです。そこを考えて、やはりもう1度戦おう……避けて通れないという気持ちになりました」

──新たな目標は設定できましたか。

「う~ん、ONEに出たいとかそういう感じではないです。とりえずこの勝負に集中して、そのあとに道が開けてくれるのかなと思っています」

──対戦相手の秋葉選手は、この間に3連続KO勝ちなど実績を積んできた選手です。

「関西の選手ということで映像もチェックしました。ポテンシャルの高い良い選手ですね」

──チャンピオン時代に3分✖3Rという経験もした神酒選手ですが、今回の試合はブランク空けですが5分✖3R制です。

「試合をするうえで3分✖3Rはもうやりたくなかったです。そこの希望は伝えさせていただき、各方面の方々が動いてくださった結果5分✖3Rの試合になった。ただただありがたいです。3分✖3Rはもう……ですね。

なんだかんだといっても勝つために戻って来たので。しっかりと休んだことでケガが治り、前々から問題になっていた箇所も動かせるようになったので、以前はできなかったことができるぐらいに体調は上がっています。

コンディションも良いですし、メンタル的にもスッキリしています。ただし実戦の勘が鈍っている。そのことを承知のうえで調整をしてきました」

──なるほどっ!! 2年振りのデカゴン、どのような試合を見せたいですか。

「神酒龍一の戦い方って、こんなんだったよねと思っている試合は最低限、絶対にしたいです。あまり試合前には言えないですが、プラスアルファしてきた部分もあるので、そこを見てほしいです」

■Pancrase303対戦カード

<暫定バンタム級KOPT/5分5R>
[暫定王者]ハファエル・シウバ(ブラジル)
[挑戦者]瀧澤謙太(日本)

<ライト級/5分3R>
上迫博仁(日本)
サドゥロエフ・ソリホン(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
堀江圭功(日本)
田中半蔵(日本)

<フライ級/5分3R>
翔兵(日本)
ライリー・ドゥトロ(米国)

<バンタム級/5分3R>
田中路教(日本)
ウラジミール・レオンティブ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
神酒龍一(日本)
秋葉大樹(日本)

<フライ級5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<女子バンタム級/3分3R>
東陽子(日本)
チョン・ソユン(韓国)

<ライト級/3分3R>
小林裕(日本)
阿部右京(日本)

<バンタム級/3分3R>
井関遼(日本)
高城光弘(日本)

<バンタム級/3分3R>
前田浩平(日本)
平田純一(日本)

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/3分3R>
大谷啓元(日本)
上野惇平(韓国)

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/3分3R>
永井佑虎(日本)
廣川懸三(日本)

<ネオブラッドTバンタム級1回戦/3分3R>
山本敦章(日本)
聖王DATE(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/3分3R>
猿飛流(日本)
岡野竜己(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/3分3R>
三澤陽平(日本)
廣中克至(日本)

<ネオブラッドTフライ級1回戦/3分3R>
赤崎清志朗(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
御代川敏志(日本)
立花恵介(日本)

<ネオブラッドTストロー級1回戦/3分3R>
川端康太(日本)
平賀正孝(日本)

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