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【Shooto 30th Anniv.T01】岡田遼を相手に初防衛戦に臨む、祖根寿麻「修斗に愛されているのは、僕」

Kazuma Sone【写真】修斗環太平洋バンタム級チャンピオン祖根寿麻 (C)MMAPLANET

27日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR開幕戦」で、環太平洋バンタム級チャンピオン祖根寿麻が岡田遼の挑戦を受ける。

昨年1月に魚井フルスイングを破り、8月にはRIZINで元谷友貴との対戦も経験した祖根は、岡田の修斗愛に対して「修斗に愛されているのは、僕」と言い切った。


Sone──日曜日に修斗環太平洋バンタム級初防衛戦が迫ってきました。今の気持ちを教えてください。

「気持ち的には防衛戦ではなく、岡田君とやれるという気持ちが大きいです。一昨年の10月に戦う予定だったのが、流れた経緯があるのでようやく実現するな──という感じです。

僕のキャリアはベルト云々よりも、誰と戦って誰に勝ったのか。そういう部分の方が大切だと思っています。だから岡田君が『ベルトが欲しい』と言っていても、まぁまぁっていう感じですね」

──アマ修斗から修斗で戦ってきた選手と、祖根選手の違いかもしれないですね。修斗のベルトへの拘りは。

「なんかですね……岡田君はやたらと『俺が修斗だ』って修斗愛を強調しているけど、修斗に愛されていないからこれだけ戦ってきてもベルトを獲ることができていないんですよ。僕は修斗で4試合しか戦っていないのに、現実問題としてベルトを持っていますから。修斗に愛されているのは、僕なので」

──試合を盛り上げるためなのか、ナチュラルで敵を作る性格なのか……(苦笑)。

「いや、だってそれが答ですよ。僕が修斗のチャンピオンとしてRIZINに出て、元谷(友貴)君と戦い……負けてはしまいましたが、修斗を背負ってああいう舞台に立っているのは僕であって、岡田君じゃない。だから、グチグチうるせぇよって(笑)。修斗に選ばれたのは、僕なんだから」

──元谷選手との試合は祖根選手が健闘したという声が多いです。

「う~ん、まぁ日本のトップはここまでで、僕でも通用するなという気持ちが強すぎました。言い訳なんですがリングだったので……ロープから体が出てしまったところで極めに繋がってしまって。僕のキャリアはHEATからほぼケージだったからリングには不慣れで……まぁ言い訳ですね(苦笑)」

──言い訳としっかりと口にしていることも伝えさせていただきます(笑)。ところで岡田選手にはどのような印象を持っていますか。

「本当にパラエストラ……修斗っていうねちっこさですね。前はそういう試合は苦手意識があったんですけど、元谷君と戦って自信になったというか……ああいうスタイルは対応できると思います。僕からすると、寝技がずば抜けて強くて、それしかやってこない選手の方が苦手ですね。

岡田君ぐらいの寝技のスキルだったら、全然大丈夫かと思います。スクランブルとかは全然勝てます」

──この試合に向けて、どのような練習をしてきましたか。

「昔から同じです。ALIVEさんに正月明けに出稽古はさせてもらいましたが、ほぼ自分のところでやっています。実は去年の11月に栄で『筋肉restaurant MACHO』という飲食店を始めて、店にも顔を出さないといけないですし、弱冠時間の制約ができたというのはあります」

──もう実業家ですね。

「いえいえいえ、もっと頑張らないといけないので自分を追い込んだような感じです(笑)。だからといって練習の強度が落ちているということはありません。Grachanでタイトルマッチを戦った山本聖悟や北海道のPFCという大会でバンタム級王座決定トーナメントに出る吉野光っていうのが力をつけて来ていて。グラジエイターにも出ていたのですが、上を目指して頑張っているヤツで、PFCではスカ―フィストの小倉卓也選手と戦うんですよ。

日本のトップが顔を合わせているという練習ではないかもしれないですが、自分がいる環境でしっかりとやっていると勝てると思っています」

──では2019年、修斗に愛されている男が目指すところを教えてください。

「目指すというより、とにかく目立ちたいですね。そのためにも岡田君には負けていられないです。勝って、最短で佐藤将光君と再戦して勝つ。実際のところ修斗のバンタム級は色々と選手が集まっていますが、僕が戦う相手はもう佐藤君しかいないですよ。

今、戦いたい相手は佐藤君だけで……あとは根津(優太)選手も正直ピークを過ぎていますし」

──また怒りを買うコメント、ありがとうございます。

「だって、そうじゃないですか。盛り上げたいとかではなくて、正直な話をしているだけで。齋藤曜選手はタイプとしてやりたいくない(笑)」

──本音出しまくりですね。

「藤井伸樹選手もパンクラスのトップで、岡田君に勝っていたらやりたかったけど、負けたからもう眼中にはないです。本当にこういう状況だから、佐藤君と世界戦をするしかないですよ。佐藤君は逆に僕のことは眼中にないはずなので、岡田君との試合で僕の方に目を向けざるを得ない試合をしたいと思います」

──では最後に一言、改めて岡田選手との試合について抱負をお願いします。

「今回は岡田君の優等生的な発言で、試合前から久しぶりにムカついています。あの頭の良い感じに心の底からムカついたので、久しぶりに1Rから倒しに行こうかと」

──ムカついた時は、やはり『キィー!!』となってしまうのですか。

「そうですね、腹が立った時は自然と『ウィッキー!!』って叫んでいま……って、やめてください猿ではないので」

──ツッコミありがとうございました(笑)。

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