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【UFN143】徹底したバックコントロールから、ラウンド終了1秒前にギレスピーがパウンドアウト

<ライト級/5分3R>
グレゴール・ギレスピー(米国)
Def.2R4分59秒by TKO
ヤンシー・メデイロス(米国)

左ジャブを伸ばすメデイロス。ギレスピーはシングルで組みつく、バックに回って寝技に持ち込む。立ち上がろうとするメデイロスの顔面にヒザを入れ、横回転からグラウンドへギレスピーが移行する。メデイロスはすぐに立ち上がるも、バックコントロールから抜け出せず、ヒザを腿とボディに受ける。スイッチ狙いから前転し、バックを取りに行ったメデイロスだが、ギレスピーがシングルを仕掛けて背中を譲らない。

ワキを潜ってバックを制したギレスピーがボディロック・テイクダウンへ。前転して逃げようとしたメデイロスのバックを取り続ける。そのままテイクダウンしバックマウントを狙うギレスピーは、メデイロスの動きに反応しバックコントロールに戻ると初回が終わった。

2R、右ストレートを打ち合った両者。ギレスピーはダブルレッグからシングルで、メデイロスをケージに押し込み尻もちをつかせる。初回同様にギレスピーのバックコントロールが続き、ついには両足をフック。メデイロスが上を向いてガードを選択すると、ギレスピーはトップでパスを狙う。それを嫌がり背中を見せたメデイロス、ならばとバックマウントを取りに行ったギレスピーが、動きに合わせてマウントを奪取する。勢いのあるパンチに下を向きそうになるメデイロスにパンチをまとめる。

メデイロスはこの局面でもスクランブルに持ち込み、バックコントロールは許したままだが立ち上がることに成功する。ギレスピーは攻め手を緩めず、ボディロック・テイクダウンから両足をフックすると、背中を伸ばしてパンチをまとめる。勢いのあるパンチを被弾するばかりとなったメデイロスを見て、ついにレフェリーが試合をストップ。ラウンド終了1秒前だった。

働きアリ戦法で負荷の高い試合をしたにもかかわらず、ファンはギレスピーにブーイングを送るが、「ロングアイランドで戦いたい」という言葉には大きな歓声が起こった。


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