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【UFN140】焦点は下がらないこと。佐々木憂流迦、パントージャのリアクション打撃をどう切り崩すか

Uruka Sasaki【写真】といかく良い流れの試合展開、ここを持続させたい憂流迦だ(C)KAORI SUGAWARA

17日(土・現地時間)、UFC Fight Night140「Magny vs Ponzinibbio」がアルゼンチン はブエノスアイレスのパルケ・ロカで開催される。メインではアルゼンチン人ファイターのサンチアゴ・ポンジニビョが、ニール・マグニーを迎え撃つウェルター級マッチが組まれている今大会は、ポンジニビョ以外にもアルゼンチン人ファイターが2人、ペルーも2人、そしてコロンビアから1名と非ブラジルの南米大会というメンツが揃っている。


それでもMMA王国ブラジルからは、6人の出場選手があり最大勢力なっているが、その中には5月のチリ大会で近藤朱里を33秒で破ったポリアナ・ボテーリョ、そして佐々木憂流迦と対戦するアレッシャンドリ・パントージャも含まれている。

憂流迦は6月のシンガポール大会でジネル・ラウサをRNCで下して以来、5カ月振りのファイトとなる。NYで生活を始めて以来、打撃──特に蹴りを踏まえた攻撃の成長が目立つ憂流迦に対し、パントージャはTUF24からUFC入りを果たし、これまで3勝1敗の成績を残しているファイターだ。

基本は相手の動きに合わせたリアクションの打撃と、組みはトップも下もそつなくこなすパントージャ。オーソの構えからロングフック、足払いのようなローも得意としており、打撃戦から組んでグラップリングに持ち込む速さに注意が必要になってくるだろう。憂流迦としてはヒザ蹴りを踏まえて左側からの攻撃で主導権を握り、自分のタイミングで組みつければ多いに勝機がある。

逆に気を付けないといけない点は、パントージャのロングフックに慌てて下がらないこと。引いた相手に対し、パントージャは勢いづいて右フックを連打してくる。こうなると勢いが増し、一気に組んでバック奪取というパターンは絶対に避けなければならない。

この距離を詰める時以外、パントージャは打撃でレンジを詰めてくることはあまりなく、レンジのやや外に居座る。憂流迦はここで距離を詰めることが大切になってくるだろう。あるいは打たれて後退を余儀なくされたときは、冷静にテイクダウンのタイミングを計りたい。

パントージャの前進は、フックを振り回すあまりに重心が高く、さらにやや前のめり気味になる。だからこそ、ダブルレッグやシングルで一気に尻もちをつかせるとスクランブルの攻防に持ち込め、憂流迦スペシャル=バックの奪取に結びつけやすくなることは間違いない。

前述したように、このタイミングで下がると流れは一気にパントージャに傾く。そうなった場合は、防御態勢でも動きを止めないこと。背中を預けると、パントージャは習性のように両足のフックを狙ってくるからこそ、このタイミングで動き続けてほしい。憂流迦にとって大切なことは、攻めても守っても動き続けるということになるだろう。

そして繰り返しになるが、一番のチャンスは打撃で前に出るか、一瞬下がる素振りを見せてテイクダウンを仕掛けだ。TUF24の2回戦で扇久保博正が見せたパントージャ攻略方法は、憂流迦と扇久保の体格や構の違いを差し引いても大いに参考になるはず。左の蹴りと、右ジャブでレーダー網を張り巡らせながら、パントージャの前進に対処すれば憂流迦にとってトップ入りの実力を示すことにんり、今後につながあるに違いない。

■ UFN140対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ニール・マグニー(米国)
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
リカルド・ラマス(米国)
ダレン・エルキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カリル・ラウントリー(米国)
ジョニー・ヴァウケル(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
セザー・フェレイラ(ブラジル)
イアン・ハイニッシュ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(コロンビア)
グイド・カネッティ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ボテーリョ(ブラジル)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
バルトス・ファビンスキ(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
佐々木憂流迦(日本)

<フェザー級/5分3R>
オースチン・アーネット(米国)
ウンベルト・バンデナイ(ペルー)

<ウェルター級/5分3R>
エクトル・アルバナ(メキシコ)
ロウレアノ・スタルポリ(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
デヴィン・パウウェル(米国)
ジェソズ・ピネド(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
ナッド・ネアモリ(米国)
アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)

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