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【JBJJF】デラヒーバ杯2018 黒帯ライト級優勝は世羅智茂。柿澤剛之は準決勝で塚田市太郎に敗れる

Tomoshige Sera【写真】危なげないといっても過言でない試合内容で、ライト級を制した世羅智茂(C)JBJJF

10月20日(土)と21日(日)の両日、東京都墨田区にある墨田区総合体育館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)公認の『ヒカルド・デラヒーバ杯2018』が開催された。

大会前に世羅智茂との再戦へ闘志を燃やしていた柿澤剛之。待ったをかけたい塚田市太郎の黒帯ライト級準決勝と、その勝者を世羅が戦ったファイナル──アダルト黒帯ライト級の模様をお伝えしたい。


01<黒帯ライト級準決勝/10分1R>
塚田市太郎(日本)
Def.0-0.A1-1.Ref’s Decision
柿澤剛之(日本)

腰を落とし気味の構えで向かい合う両者、まず柿澤がガードを取り塚田が上攻めの形となる。パスを許さないことにかけて第一人者といって良い柿澤だが、ここで両者にルーチが入る。パスを仕掛ける塚田と足をきかせる柿澤。塚田のアクションに柿澤がリアクションするという展開が続き、トップの塚田の動きが止めるとガードの柿澤も止まるなか、再び両者にルーチが与えられ、アドバン1-1となる。

02残り時間5分、ここで柿澤が塚田をクローズドの中に入れる。オープンになると塚田はパスを仕掛けるものの距離が遠いケースが多く、圧力をかけるに至らない。上も下もコントロール以前という互角の展開のなか、動きが大きく見えるのは塚田か。時間が過ぎるなか、手をついて立ち上がろうとした柿澤を塚田が押し潰し、直後に両者が立ち上がる。

柿澤は再びガードを選択し、塚田が懐に入らせないスペースを空けてパスを仕掛けるなかタイムアップに。結果、塚田がレフェリー判定で勝利し柿澤はリベンジを誓った世羅智茂との決勝に届かなかった。

03<黒帯ライト級決勝/10分1R>
世羅智茂(日本)
Def.9-0
塚田市太郎(日本)

準決勝の同門であるホブソン・タカノをボー&アローチョークで破った世羅に対し、塚田は襟を掴んでヒザ裏を取りテイクダウンを狙う。内股で反応した世羅は一旦離れ、シングルへ。これを切られると巴を仕掛けつつ引き込む。パローから再開後、世羅がクローズドを取り、袖を引っ張られた塚田がそれを嫌うという流れのなか、両者にルーチが与えられる。

04起き上がりながら崩しを仕掛けるなど、スイープ狙いの世羅は塚田を跳ね上げてトップを取り、2Pを先取する。塚田もパス狙いに足を戻してスイープを仕掛けるが、これが未遂に終わった時点でフルガードとなり、世羅にパスのアドバンが入る。直後に改めてパスを決めた世羅が5‐0で試合をリードする。

さらに世羅はニーインでポイントを取る時間を置かずにマウントで4Pを加点。塚田はブリッジに腕十字を合わされないようスクランブルに持ち込み立ち上がる。試合はスタンドの展開に戻り、世羅が飛びつき十字を狙いつつガードのなかに塚田を収める。立ち上がると足をすくわれそうになった塚田がクローズドの中でヒザをついた状態が続く。やがてレフェリーは塚田にルーチを命じ、世羅がアドバンを追加した。

ヒザを突き立てガードを割ろうとする塚田に対し、世羅は頭を支点しブリッジするように体重をかけてクローズドを維持する。その後、オープンとなった世羅は塚田のパス狙いに上体を起こしてシングルレッグを狙いつつスクランブルへ。スタンドでは再び世羅がジャンピングガードから引き込み、塚田をガードの中に収める。

時間が無くなり、塚田は足関節を狙うも世羅が起き上がってアドバンをゲット。そのまま時間切れとなり、デラヒーバ杯2018黒帯ライト級は世羅が表彰台の頂点に立つこととなった。

優勝した世羅は17日(土)にデラヒーバカップと同じ墨田区総合体育館で開催される第7回全日本ノーギに出場予定で、今回の優勝を振り返りつつノーギへの意気込みを以下のように語っている。

Podium世羅智茂
「最初の2試合は初めて戦う相手だったので、怖さもあり少し緊張しました。そこで一本を取れたので、流れが良くなりました。決勝の塚田さんは前に戦ったことがあったのですが、柿澤さんに勝つなど動きが良かったです。でも普段通りに戦えたのが、良い結果につながったかと思います。

次はノーギの全日本に出ようと思うので、1カ月後だから少し休んで臨みます。最近はノーギの方が戦績が良くて、負けているのは道着なので……やることは変わらないのですが、負けたくないです。ノーギは今、強いイメージが自分のなかでできているので、それをキープして世羅といえばノーギというぐらいに思われるよう頑張りたいです。去年は岩崎君とシェアしたので、今年はどうなるのか分からないですが、とりあえず出て頑張ります」

■アダルト黒帯のリザルト
【ライトフェザー級】
優勝 平尾悠人(エクストリーム柔術アカデミー)
準優勝 井田悟(パラエストラTB)

【ライト級】
優勝 世羅智茂(CARPE DIEM)
準優勝 塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
3位 ホブソン・タカノ(DAMM FIGHT JAPAN)、柿澤剛之(リバーサルジム川口リディプス)

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