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【PFL2018#8】テイクダウン&ポジションでパーマーがハリソンに雪辱、決勝進出を決める

<フェザー級準決勝/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アンドレ・ハリソン(米国)

トップ2が潰し合い準決勝第1試合。パーマーがまず左ローを見せる。非常に慎重な両者、ハリソンのワンツーをパーマーが下がってかわす。パーマーの右斜めにスライドしながら左を放つが、ハリソンが反応する。距離を詰めていくハリソン、回って外そうとするパーマーは右前蹴りが急所に入りインターバルを要求する。再開後、構えを変えてハリソンが右フックを2発繰り出す。

パーマーは左を当てて右へスライド。パーマーはローを蹴って回るファイトを展開する。場内にブーイングが起こるなか、パーマーはシングルのフェイクを見せる。このまま大きな動きはなく初回が終わった。

2R序盤も初回と同じような間合いの図り合いが続いたが、ついにパーマーがシングルでテイクダウンを奪い、バックに回るという展開に持ち込む。ケージ際で上体を起こして立ち上がったハリソンに四の字フックのパーマーが背中を制する。ハリソンはパーマーの手首を掴んで、背中に背負った形でケージに持たれかかるという状態が3分ほど続き、この回はパーマーが取った。

3R、ハリソンが右アッパーで前に出ると、パーマーはケージを背負った状態でシングルレッグから、ダブルに移行してクリーンテイクダウンを奪う。パスからマウントまで持ちこんだパーマーが完全に試合をドミネイトする。このマウントを返すことができないハリソンはワキ腹にパンチを入れ、腰を必死に押し上げる。

なんとかバタフライガードに戻そうとしたハリソンに対し、素早くパスガードを決めたパーマーがサイドで抑えこむ。スクランブルを仕掛けたハリソンだが、バックを譲り背中を伸ばされてしまう。絞めを防ぐことで精いっぱいのハリソンは、両足をフックされると上を向きパーマーが再びマウントへ。片ヒザを立てた状態で、パンチを打ち下したパーマーは試合終了まで馬乗り状態を続け、3-0で判定勝ち。リベンジを達成するととに大晦日の決勝戦に歩を進め、ハリソンは21戦目の初黒星となった。

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