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【AJJC2018】優勝候補が相次いで欠場したライト級優勝はアレッシャンドリ・モリナロ

Podium【写真】上位進出がフレッシュな顔ぶれとなったライト級をモリナロが制した(C)JBJJF

7日(金)から9日(日)まで東京都足立区の東京武道館で開催されたIBJJF主催「アジア柔術選手権2018」。日本最大の国際トーナメント、アダルト黒帯決勝戦をレポート。第4回はライト級のファイナルの模様をお届けしたい。
Special Thanks to Mr.Takuya Araki


<ライトフェザー級決勝/10分1R>
アレッシャンドリ・モリナロ(ブラジル)
Def.15-0
森戸新士(日本)

(C)KISUKE SUSUKI

(C)KISUKE SUSUKI

岩崎正寛、クレベル・コイケが欠場したライト級では優勝候補筆頭のホブソン・タンノがジャンプ・ファイトクラブの毛利部慎佑に敗れる波乱が起きる。その毛利部も準決勝で敗れ、決勝はカーウソン・グレイシー柔術のアレッシャンドリ・モリナロと、藤田柔術の森戸新士という誰も予想できなかった顔合わせで争われることとなった。

まず引き込んだモリナロ、上の森戸にアドバンが入る。クローズドを取ったモリナロがガードを開いてスイープを決めて2P奪取。森戸はそのままマウントを許さずにハーフガードへ。パス狙いのモリナロに対し、右足を抱えた森戸がスイープを仕掛ける。トップをキープするモリナロは襟を取られないよう袖口を掴み、森戸のデラヒーバガードを封じる。

(C)KISUKE SUSUKI

(C)KISUKE SUSUKI

さらに帯を絡めて下から煽る森戸だが、足を抜いたモリナロがパスを狙う。森戸が立ち上がると、パスでアドバンを得たモリナロが引き込み下を選択しスパイダーガードを取る。

残り2分を切り、マット中央で試合が再開となり腿を踏んで足をこえようとした森戸に対し、ヒザ十字から股間を潜りバックを狙ったモリナロは、正対してきたところで50/50ガードに入る。左足が抜けない森戸はそのままタイムアップとなりモリナロがライト級を制した。

■ライト級リザルト

優勝 アレッシャンドリ・モリナロ(ブラジル)
準優勝森戸新士(日本)
3位 毛利部慎佑(日本)、外記尚文(日本)

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