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【Grachan36】怪物チャンピオン阪本洋平に挑む、原井徹「自分の探している格闘技を自分でやりたい」

Toru Harai【写真】MMA戦績15勝7敗2分。キャリア12年の原井徹が怪物王者に挑む(C)MMAPLAET

9日(日)、東京都大田区の大田区総合体育館で開催されるGRACHAN 36のメインで阪本洋平の持つGrachanフェザー級のベルトに挑戦する原井徹。

現在4連勝中の原井にとって、今回のチャレンジは3度目の正直となる。過去2度、時のチャンピオン大澤茂樹に挑戦しタイトル奪取に失敗した。

この経験を活かし、大澤を撃破した阪本に挑む。一種独特の感覚をもち、自らの歩むべき道を自分で選んできた原井に、彼の信じるMMA道を尋ねた。


──グラチャン・フェザー級王座に挑むのも、これが3度目となりました。過去2度の挑戦時のチャンピオンは大澤茂樹選手でしたが、今回の王者は阪本洋平選手です。

「阪本選手は怪物と呼ばれていて、その通りだと思います。現時点で日本のMMA界フェザー級のなかでトップに近い位置にいる選手だと認識しています」

──阪本選手のどのあたりが怪物なのでしょうか。

「一撃の強さと、パワーは日本人離れしているかと思います」

──大澤選手に対しダーティーボクシングからの流れでKOにつなげた勝利がその事実を端的に表しているように感じます。

「注意することは多くなってきます。打ち合いでも組み合いでも。自分の得意なグラウンドに持っていくためにも細かい作戦はたくさんあります。ただ、これまでと戦い方は変えません。

2度目の大澤選手に挑戦した試合が、日頃やっていること……自分の土台を変えて殴りに行って負けてしまったので。テイクダウン狙いでくるかと思ったら、打撃でガンガンと前に出て来て、そこを迎え撃ってしまった。自分のやるべきことができなかったという不完全燃焼な試合でした。今回はそういうことがないよう自分のスタイルで勝負したいです」

──つまりは寝技に持ち込むと?

「ハイ、寝技で消耗させてバックチョークでフィニッシュしたいです」

──自分の試合がしたいということですが、ドローとなった最初の挑戦の時はフィニッシュに至らずも、原井選手のやるべきことを続けていた試合だったのではないでしょうか。

「あの時は逆に作戦にすがりすぎていました。打ち合わず、競り勝つという作戦を実行するということだけに没頭し、取りに行くことができなかったです。いつも通りだけで、いつも以上に前に出ていかなければならない、2度の挑戦を経て学んだことを生かして戦います。最後は気持ちの勝負になると思うので」

──原井選手はフリーとして活動を続けていますが、現在はどのような場所で練習をしているのですか。

「仲間が大宮でやっているOOTA DOJO(太田純一氏主宰)でお世話になり、阿部右京選手がスパーリング相手になってくれています。それと調布の仙川で永田克彦さんのレッスルウィンで受け付けのバイトをさせていただいていて、その合間だったり見学の人がいない時に練習に参加させてもらっています。それと加藤清尚先生に打撃をゴールドジム中野で習っています」

──おおレジェンドの指導を受けているのですね。

「2010年6月にハワイのX-1という大会に出させてもらった時に、一緒に出ていた大山峻護さんぁら『日本で一緒に練習しよう』と温かい言葉をかけてもらい、翌年に東京に出てきて以来ずっと指導を受けています。今はマンツーマンで見てもらって、セコンドにもついていただいています」

──東京に出て来たということは、以前は地方で選手活動を続けていたということですか。

「ハイ。自分は山口県出身で、デビューもハワイで試合をした時も所属は毛利道場でした。ハワイで戦った翌年、2011年に東京に出てきたんです。東京に拠点を移して、自分の可能性を広げようと思ったのですが、引っ越してきた1週間後に東日本大震災が起こって、最初はまごついてしまいました」

──それ以来、フリーで活動を続けていると。

「ハイ。大山先輩がフリーのメリットとデメリットを教えてくださって、自分の目で見定めることができるのでフリーで活動しています。おかしな言い方かもしれないですが、自分は強い人達と練習するから強くなれる選手ではないと思っています。

自分の色にあった人たち、道場で練習するのが一番伸びる。信じられる人とやっていきたくて、道場に所属すると食い違いがあっても飲み込まないといけない。それだと格闘技に集中できない。自分の探している格闘技を自分でやりたいと思ってやってきました」

──過去4年、ロードFC以外ではグラチャンで戦い続けてきたことも、その考えに則しているからですか。

「グラチャンが何かこう、出やすいです。それこそ自分の色に合っていると思います。傍から見ると、どこも同じに見えるかもしれないですが、自分は感覚で生きる人間なのでグラチャンが一番戦いやすいと感じました」

──決まり文句ですが、今回のチャレンジは3度目の正直となります。

「良い意味で自分にプレッシャーが掛かっています。ただ、敢えてそこを気にしない。いつも通りの試合をします。10周年記念大会のメインでタイトル戦ということを全く意識しないでいることは無理ですが、前2回の挑戦の時はベルトへの想いが強すぎて力が入ってしまった結果、自分の形が崩れました。

だから集中はしても、あまり考えずに淡々といつもと同じような感覚で戦いたいと思っています。それが選手にとって一番難しいことかもしれないですが……(苦笑)。一緒に切磋琢磨してくれている皆の熱い想い、一緒に夢を追いかけている人たちのおかげで自分はこの舞台に立てているので、自分の生き様を見せることができる試合をしてベルトを獲りたいです!!」

■Grachan36対戦カード

<Grachanフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]阪本洋平(日本)
[挑戦者]原井徹(日本)

<Grachanライト級王座決定戦/5分3R>
山本琢也(日本)
岸本泰昭(日本)

<フェザー級/5分2R>
昇侍(日本)
近藤淳平(日本)

<ミドル級/5分2R>
圭太郎(日本)
清水来人(日本)

<バンタム級/5分2R>
中村謙作(日本)
米山千隼(日本)

<女子アトム級/5分2R>
沙弥子(日本)
チェ・ジュ(韓国)

<Grachanライト級王座決定戦/5分3R>
松場貴志(日本)
山本聖悟(日本)

<Grachanバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]堀友彦(日本)
[挑戦者]手塚基伸(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊藤空也(日本)
遠藤来生(日本)

<フェザー級/5分2R>
AYA(日本)
サン・アルン(韓国)

<フライ級/5分2R>
ネコ☆佐々木(日本)
吉澤勇人(日本)

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