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【UFC103】クロコップはノゲイラの愛弟子と対戦

2009.09.17

(C) MMAPLANET開催が19日(土・現地時間)と目前に迫ったUFC103『Franklin vs Belfort』。テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターで行なわれる同大会では、ダナ・ホワイトをして「UFC史上、最も盛り上がりを見せようとしている」というヘビー級戦線において、本当の意味で復活を賭けるミルコ・クロコップがセミに出場する。

【写真】6月のドイツ大会では消化不良のTKO勝ちに終わったが、オクタゴンでの動きも良くなりつつあるミルコ・クロコップ。ノゲイラの愛弟子ジュニオール・ドスサントスを下し、再びノゲイラ戦を実現させたい (C) MMAPLANET

2007年、世界中の注目を受けてUFC参戦を果たしたミルコだが、ケージへの対応と、対戦相手の研究期間が十分に設けられる早々のマッチメイクなど、新しい環境に適応することができず、1勝2敗という戦績で一度はオクタゴンを離れた。

その後、日本のDREAMでアリスター・オーフレイムを相手にTKO負けという印象を持たれてもおかしくないノーコンテストを含めた3試合を経て、今年の6月にUFCへ復帰。ムスタファ・アルトゥルクを相手にTKO勝ちを収めたものの、その過程でミルコの指がアルトゥルクの目を直撃するアクシデントがあり、やや消化不良の復帰戦となってしまった。


もっともアルトゥルク戦の時点で、ミルコはUFCに本格参戦するのではなく、ドイツに多いクロアチア系住民の動員を期待し、UFCでは異例のワイルドカード的な出場と見られ、スポット参戦を終えると日本マットに戻ることが予想されていた。

しかし、ミルコは皇帝エメリヤーエンコ・ヒョードルの獲得こそならなかったもののブロック・レスナーに王者の風格がつき、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの復活、ケイン・ベラスケスやショーン・カーウィンが台頭するUFCヘビー級戦線を選んだ。キンボ・スライスやロイ・ネルソン、元NFLプレイヤー四名が参加するTUFシーズン10の中継が同大会の3日前に開始するなど、冒頭のホワイト社長の言葉にもあるように、UFCヘビー級は大きな盛り上がりを見せている。

当然、手強いライバルも多い。そんな状況で、UFC残留を選択したミルコにズッファはジュニオール・ドスサントスというUFC連勝中でキャリア8勝1敗、ミノタウロ・ノゲイラの愛弟子をあてがった。

ファブリシオ・ベルドゥム、ステファン・ストゥルーフを共にパンチで下したドスサントスに対し、「私が10歳も年上だ。だからといって、私を倒せると思っているのであれば大きな間違いないだ。パンチに自信を持っているようだが、私はよりコンプリート。そして、彼にない経験を持っている」と、ミルコは語っている。

Dos Santos(C) ZUFFA【写真】ノゲイラとミルコ対策を積んだドス・サントス。決して組み技が苦手なファイターというわけではなく、穴があるとすれば打撃のディフェンス面かもしれない (C) ZUFFA

そのミルコを「少しでも気を緩めれば、KOされるだろう」と挑発するドスサントスだが、一発の破壊力はあるもののパンチを打つ際にガードが疎かになることは否めない。これまでキャリアのほとんどをブラジル人と戦い、打ち合いのなかでディフェンスが疎かになる相手にKO勝ちの山を築いてきたドスサントスだけに、じっくりとカウンターを狙うこともできる本当のストライカー、ミルコを相手にしてはこれまでのようなイケイケのファイト・スタイルで挑むわけにいかない。

そんな欠点を補うために、大一番を前にしてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとトレーニングを積んだドスサントス。UFCでは寝技の使い手という印象こそ残していないが、そこはブラジリアン柔術茶帯の腕の持ち主。ミルコが思っている以上にトータルファイターだ。

■UFC103対戦カード

<195ポンドキャッチウェイト/5分3R>
リッチ・フランクリン(米国)
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・コスチェック(米国)
フランク・トリッグ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マーティン・カンプマン(デンマーク)
ポール・デイリー(英国)

<ライト級/5分3R>
エルミス・フランカ(ブラジル)
タイソン・グリフィン(米国)

<ライト級/5分3R>
エフライン・エスクデロ(メキシコ)
コール・ミラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドリュー・マックフィールズ(米国)
トーマツ・デューエル(ポーランド)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
スティーブ・ロペス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・レンツ(米国)
ハファエロ・オリベイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リック・ストーリー(米国)
ブライアン・フォスター(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エリオット・マーシャル(米国)
ジェイソン・ブリッツ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・ポクライェク(クロアチア)
ウラジミール・マティシェンコ(ベラルーシ)

<ライト級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ロブ・エマーソン(米国)

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