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【ONE77】バンタム級暫定王座決定戦を戦う二階級王者マーチン・ヌグエン「いつだってアンダードッグ」

Nugyen【写真】計量後、少し疲れた感じがしていたヌグエンだった(C)MMAPLANET

27日(金・現地時間)、これから1時間後にフィリンピンはマニラのMOAアリーナで開催されるONE77「Reign of Kings」。メインでONE世界フェザー&ライト級王者のマーチン・ヌグエンが、ケビン・ベリンゴンと暫定世界バンタム級王座を賭けて戦う

この勝者が、同大会を訪れている正規王者ビビアーノ・フェルナンデスと戦うことになる──ビビアーノへの挑戦権を掛けたタイトル戦だ。

ヌグエンは昨年8月にマラット・ガフロフからフェザー級王座を奪取して以来、11月にライト級王座獲得、今年の3月にビビアーノの持つバンタム級王座挑戦、そして5月にフェザー級王座防衛と、今回が1年で実に5度目の世界戦となる。

この惑星で最もアクティブなMMAファイター、マーチン・ヌグエンに今回のタイトル戦、ハードスケジュールについて尋ねた。


──3月にビビアーノ・フェルナンデスの持つONE世界バンタム級王座に挑戦、そして5月に自らの持つONE世界フェザー級王座をクリスチャン・リー相手に防衛。今回が実に1年で5度目の世界戦になります。

「可能な限り、アクティブに過ごしたいから嬉しいことだよ。つまり、それだけケガをすることなく過ごせているということだから。練習も途絶えることなく続けているし、体調は素晴らしく良いんだ。

どの試合のあとも10日から2週間ほど休んで、それから練習に戻っている。その間もランニングやフィットネスは続けていて、ボディコンタクトのある練習はしないようにしているんだ。衝撃から体を守る時間は置いている」

──では今回の試合のオファーはいつ頃あったのでしょうか。

「試合の7週間前かな? すぐに栄養士に連絡を取って、この期間で体を作ることはできるかを尋ねた。彼女の返答はYESだったら、試合を受けることに迷いはなかったよ」

──体はヘルシーでも、これだけ試合が続くと精神的に厳しいということはないですか。

「僕の気持ちはいつだって強い。いつも強い意志を維持できているよ」

──ビビアーノとの試合がこの間の唯一の敗北でしたが、あの試合後も気持ちを強く持ち続けることは可能だった?

「あの時も2週間後にオファーがあって、チャトリとも話した。ケガもしていなかったし、防衛戦をやるだけだったよ」

──ビビアーノは本当にマーチンを研究していたように見えました。結果、右をほぼ完封されました。

「僕の対戦相手は誰もが右を警戒し、研究してくる。そういうなかで決めてきたけど、ビビアーノとの試合では視野の狭い戦いをしてしまったんだ」

──というのは?

「もっとスプロール&ブロールに持ち込むべきだった。スマートでない戦い方にね。ずっとテイクダウンのディフェンスに追われて、僕は本来テイクダウン主体の選手にはそうやって戦ってきたのに、あの日はできなかった」

──クリスチャン戦は逆にしっかりとドミネイトできました。

「テクニカルな試合だったよ」

──だけでなくハートも感じられましたが。

「MMAとは肉体も精神もテクニカルなモノでないとならない。ただし、観客はそういう試合を求めているわけじゃない。彼らはどちらかが傷つくようなファイトが見たいんだ。とにかく勝ったのは僕だから……ね。

かなり接戦だったし、結果はスプリットだった。クリスチャンがリマッチを求めるのも分かる。そういう試合だったよ」

──フィニッシュではなかったですが、クリスチャンを動かなくした。それは心を折った試合とも考えられます。

「そういう風にも言ってもらえて、感謝しているよ。1R以外はクリスチャンのやりたいことをさせなかった。きっとクリスチャンはあの試合を経て、また強くなって戻ってくるだろうね」

──金曜日に戦うケビン・ベリンゴンはパワーと爆発力、スピード、そしてスタミナがあります。

「スタミナはどうかな? スピードと爆発力は認めるよ。とにかくケビン・ベリンゴンがどういう風に戦おうとも、対応してみせるよ」

──この試合もライト級王座を獲得したエドゥアルド・フォラヤン戦と同じく、マニラで行われます。

「僕はいつだってアンダードッグさ(笑)。全てのフィリピンのファンがケビンの勝利を願っている。それを分かって戦うから、問題ではないよ。それにマニラのファンが僕にブーイングをすることもないし。練習してきたことをケビンにぶつけるだけさ。

エドゥアルドとの試合だってマーシャルアーツとして、スポーツマン精神に則り戦った。その結果だからね。このスポーツを理解して見ているファンと、酔っぱらいたくて見ているファンは違うよ(笑)」

──暫定王座については、どのような意味合いを持っています。

「このタイトルは、僕とケビン……ビビアーノに敗れた者同士がセカンドチャンスを手にするために戦うということ。勝った者がビビアーノと戦うチケットを手にするんだ」

──フェザー級とライト級のベルトを既に持っています。ここにバンタム級のタイトルが加わっても、ライト級のベルトも保持し続けるつもりでいますか。

「僕は全ての階級のベルトの防衛をするつもりでいる。そういうことだよ。ライト級には多くの強い選手が揃っているけど、防衛戦が組まれればそんな彼らと戦うだけさ」

■ ONE77対戦カード

<ONE暫定世界バンタム級王座決定戦(※65.8キロ)/5分5R>
マーチン・ヌグエン(豪州)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
青木真也(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヘンゾ・グレイシー(ブラジル)
近藤有己(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
アジズ・パフルディノフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
ラフール・ラジュ(インド)

<キック・72.5キロ契約/3分3R>
アルメン・ペトロシアン(イタリア)
クリス・ンギンビ(オランダ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パイコス・ユースフ(キプロス)
ハン・ジィハオ(中国)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ジョシュア・パシオ(フィリピン)
ポンシリ・ミタシット(タイ)

<ムエタイ・68キロ契約/3分3R>
チャムアックトーン・ファイタームエタイ(タイ)
ブラウン・ピナス(オランダ)

<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
レネ・カタラン(フィリピン)
ステファー・ラハディアン(インドネシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ソー・サイ(カンボジア)
シエ・ビン(中国)

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