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【PFL2018#4】注目、WSOF世界フェザー級王者ハリソン×パンクラス・フェザー級王者マレガリエ!!

PFL2018#4【写真】マレガリエが日本MMAとまるでリンクしない北米、そして非UFCファイターのトップ=ハリソンとどのような戦いをするのか非常に興味深い(C)WSOF & MMAPLANET

19日(木・現地時間)、ニューヨーク州ロングアイランドのナッソー・コロシアムでPFL2018#04が開催される。MMA界初のポイント&シーズン制を取り入れた同プロモーション、全6階級の初戦が終了し今回よりレギュラーシーズン折り返しとなる2戦目が行われる。


ヘビー級とフェザー級の第2戦となる今回、ある程度予測された事態が見られる。この不フォーマットではKO負けをしても、40日後に試合が組まれるわけだが、フェザー級で初戦でアレッシャンドリ・カピタォン・アルメイダに82秒腕十字で敗れ、ランキング最下位だったリー・コーヴィル。そしてランス・パーマーに2RにRNCで敗れ11位のマゴメド・イドリソフがシーズンから離脱している。

彼らの代わりとして、デリック・マイナーとカール・ディートンが加わることとなった。マイナーはランク5位のチムール・ワリエフと、ディートンは10位で得点0のビクブラット・マゴメドフと対戦。現時点では獲得点数0という2人が消えたからといえって、星勘定はあまり変化ない。

一方、各階級6試合──つまり1大会で12試合のレギュラーシーズンマッチが消化されるPFLだが、11試合しか組まれていない。特にアナウンスはされていないが、ヘビー級8位のジェイク・ヒュンと11位のカイオ・アレンカウという2人の名前が確認できない。また代替マッチも現時点で見られないが、5回大会か6回大会という他の階級のイベントで、2人の試合が組まれる可能性もあるのか。この辺りに推移を見守りたい。

1戦を消化して0点の選手もまだまだ上位8位に入るチャンスが残っている状態だからこそ、大切な第2戦。そのなかで今大会もTVマッチにはランス・パーマー、そしてアンドレ・ハリソンが登場するだけでなく、初戦でハリソンに判定で敗れたジュマビエク・トルスンをメインでパーマーの相手にするなど、PFL側が力を入れているファイターが誰なのか理解できる試合順となっている。

そのような状況下でフェザー級では現在1位と2位のアレッシャンドリ・キャピタォン・アルメイダと2位のスティーブン・サイラー戦がTVマッチとなった。前回の試合では初回でフィニッシュしている6点を持っている者同士、ここで3P+αの上乗せをして、いち早くプレーオフ進出を決めたい。

またフェザー級KOPのナザレノ・マレガリエとハリソンの対戦も要注目だ。18連勝中、負けなしのWSOF世界フェザー級王者からPFLに進んだ大本命ハリソンに対し、日本で再生に成功したマレガリエがどのような戦いやってのけるか。ある意味、日本のフェザー級ファイターにとってスケールとなる一戦といえる。さらにいえば順位的にマレガリエは6位だが、獲得ポイントはハリソンと同じ3点、下手な得点計算よりも、とにかく勝利を目指す戦いになりそうだ。

■ PFL2108#4対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国/3位:5P)
ジャマビエク・トルスン(中国/9位:0P)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・ハリソン(米国/4位: 3P)
ナザレノ・マルガリエ(アルゼンチン/6位: 3P)

<ヘビー級/5分5R>
フランシマール・バホーゾ(ブラジル/2位:6P)
ジャック・メイ(米国/3位: 6P)

<フェザー級/5分3R>
アレッシャンドリ・アルメイダ(ブラジル/1位: 6P)
スティーブン・サイラー(米国/2位:6P)

<ヘビー級/5分3R>
アレックス・ニコルソン(ブラジル/4位:5P)
フィリッピ・リンス(ブラジル/6位:3P)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・ロショルト(米国/5位:3P)
ケルヴィン・ティラー(米国/1位:6P)

<フェザー級/5分3R>
ビクブラット・マゴメドフ(ロシア/10位:0P)
カール・ディートン(米国/─位:─P)

<フェザー級/5分3R>
マルコ・ロウロ(ブラジル/7位:0P)
マックス・コガ(ドイツ/8位:0P)

<フェザー級/5分3R>
チムール・ワリエフ(ロシア/5位:3P)
デリック・マイナー(米国/─位:─P)

<ヘビー級/5分3R>
ショーン・ジョーダン(米国/12位:0P)
ジョシュ・コープランド(米国/9位:0P)

<ヘビー級/5分3R>
ヴァルドリン・イストレフィ(スイス/7位:0P)
ダニエル・ギャルモア(米国/10位:0P)

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