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【Quintet 02】10thPlanet総帥エディ・ブラボー「ヒールがなくても俺たちは楽しめる!!」

Eddie Bravo【写真】インタビューは大会2日前、会見前夜の7月14日に収録された(C) MMAPLANET

16日(月・祝)に東京都大田区の大田区総合体育館で開催されるQUINTET.2。同大会でジオ・マルチネス、PJ・バーチ、リッチー・ブギーマン・マルチネス、アダム・サックノフ、アミール・アラムからなる10thPlanet Jiu-Jitsuを率いるエディ・ブラボーにインタビューを試みた。

(C)QUINTET

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石井慧率いるTeam VAGABOND=石井、アンドレイ・カズショナク、ジョアオ・アシス、クリシェック・スチョラスキー、ミカエル・ドピッツ。Tiger Muay Thai=スチュアート・クーパーがリードするタイガームエタイ=クーパー、クリストフ・ヴァンダイク、アレックス・シルド、タレック・スレイマン、バイキング・ウォン。

そしてTEAM SAKURABA(仮)改めTEAM Reebok=桜庭和志、所英男、中村大介、ユン・ドンシク、ハイサム・リダらと挑んだ本日の会見で、「こんなにホスピタリティの良い大会は初めて。感謝している。チーム対抗戦は非常に楽しみ。心を込めて戦う」と語っているエディ。

初戦で対戦するTeam VAGABONDのジョアオ・アシスを警戒するなど、現実的なことも話してくれたエディ──ツイスター、ラバーガード、エレクトリック・チェアーと独自のテクニックを創造し、EBIという自らの名を関したノーポイント&サブ・オンリー・トーナメントを開催する彼にクインテットでの活躍について尋ねた。


──3年に渡り既にノーポイント&サブミッション・オンリーのエディ・ブラボー・インビテーショナルを主宰してきたエディは、クインテットの活動を知った時、どのような印象を持ちましたか。

「まず、俺がEBIを始めてから3年でなく、4年になる」

──スイマセンでした(笑)。

「正直にいえば、クインテットが活動を開始した時は何も知らなかった。色んな人間が、色々なフォーマットで大会を始めるけど、いつも俺はそれらを疑ってかかっている。クインテットもどうせポイントルールの大会が始まるんだと思って、気にもかけていなかった。

俺はサブ・オンリー、WDQ(引き分けは両者が失格)ルールが好きなんだよ。グレイシー・ナショナルズがその走りだ。一本決着でないと、2人揃って先に進めない。その時のコーチの指示と、ポイント・トーナメントはまるで違う。一方は「ゴー、ゴー、ゴー」、もう一方は「ホールド、ホールド、ホールド」っていうのがポイント・トーナメントだ。

WDQは試合終了間際が、物凄い盛り上がりになるんだ。WDQで終わろうが、ファイターは懸命にサブミッションにトライする。それがWDQの良さだ。で、クインテットがサブ・オンリーでWDQ、その上チームフォーマットってことで凄く興味が惹かれたよ」

──チーム戦という発想は、米国のサブ・オンリー・シーンにはなかったかと。

「なんかフットボールのチームみたいに団体行動をして、凄く気にいったよ」

──このフォーマットは柔道から来ており、高専柔道時代は学業優先で体力に劣る学生でも、引き分けを狙うという文化が発展したんです。例えばエディのいうWDQは両者失格ということですが、同じように両者が次に進めなくてもドローはチーム戦として非常に効果的です。

「おお、それは知らなかった。いや、さらに興味深いよ。小さな選手がベストなビッグガイを道連れにする。これは面白い。小さな者が、身を守る柔術のオリジンでもあるしね」

──ところでクインテットではヒールが許されていません。

「俺はヒールフックが好きだけど、理解はしている。ADCCでヒールフックを仕掛けられ、ヒザを痛めた選手は勝ち上がってももう次の試合で勝ち目はない。チーム戦だし、負けても次があるからやはりケガには慎重にならざるを得ないだろうからね。

でもファイナルだけはヒールフックを解禁してほしいな。決勝だったら、次の試合はないからね。ただし、10thPlanetのシステムはヒールフックが禁止になろうが。いくらでも戦い方は存在している。5人ともチョークが得意だ。ダースだろうが、ジャパニーズネクタイ(ワールド)だろうが、RNCだろうが。キムラでもアームバーでもフィニッシュできる。

01それにカーフスライサーは認められているだろう?」

──日本流にいうとヒザ固めですね。ハイ。

「カーフスライサーがあれば十分だ。ヒールフックが禁止でも、何ら問題はない。ヒールは好きだけど、なくても楽しめる。ポイント・システムのように膠着することなく、皆がフィニッシュを狙う。100パーセント・アタックだ」

──カーフスライサーに入る前のトラックポジションからエディのファイター達がどのような技を披露してくれるのか楽しみしょうがないです。

03「トラックポジションはもう一つの危険地帯、効果的なデッドゾーンでもある。通常のバックコントロールとは違う、もう一つのバックコントロールだ。アンオーソドックス・バック、でもレスリングでは凄くポピュラーなんだぜ。

俺も高校の時にレスリングをやっていて、その時に学んだ。だからチームの皆も使える。トラックから、フィニッシュできる。俺の黒帯の一人ケビン・バービックはキーナン・コーネリアスをカーフスライサーでタップを奪った。トラックからのカーフスライサーでね」

02──エレクトリック・チェアーから、ベーポライザーはどうでしょうか。

「もちろん、チームの皆が使いこなせる。だから言っただろう? ヒールフックがなくても、俺たちは何も困らない。十分に楽しめるって」

──確かにその通りですね。日本のグラップリング、そして柔術界はIBJJFルールが主流です。なので10thPlane=エディ・ブラボーで、所属選手のことは分からないファンが多いです。エディから彼らをアピールしてもらえないでしょうか。

「俺にとってもベストガイだから、ちゃんと覚えてくれよ。ジオ・マルチネスとブギー(リッチー・マルチネス)はEBIでずっと結果を残している。PJ・バーチはブギーの生徒で、これからの期待の存在だよ。EBIでもコンバット柔術(エディが主催する掌底での打撃が認められた柔術)でも勝利している。

今回2人いるビッグガイ──アダム・サックノフはラバーガードとギロチンとダースの名手だ。アミール・アラムは、250ポンド(113.4キロ)もあったけど、今はベストシェイプ。全員がEBIベテランで、まあ月曜日の夜は如何に彼らが優れているのか知ることになるだろう」

──なるほど、楽しみです。

「俺たちはまだ日本で名前が知られていないかもしれないけど、俺たちも他のチームの連中のことはほとんど分からない。もちろん、サクを極めるのは至難の業だ。トコロは知っている。カツムラ(勝村周一朗※エディはニンジャチョークの使い手を大いに気に入っている)は出ないのか?」

──いや、出ないです(笑)。

「そうか、あとはサトシ・イシイが弱いわけがない。何より、彼のチームのジョアオ・アシスは今回のメンバーで最高のグラップラーだ。アイツはビースト、モンスターだよ」

──第1回大会ではクレイグ・ジョーンズとマーチン・ヘルドというPolaris勢が大きなインパクトを残しました。今回は100thPlanetの番でしょうか。

「トーナメントは何が起こるか分からないから、保証はできない。でも俺たちはベストを尽くす。それだけは約束するよ。グレートなショーなることは間違いない!!」

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