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【PFL2018#3】ジェイク・シールズがレイ・クーパー3世に完敗。ウェルター級は混沌状態に突入か

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.2R2分09秒by TKO
ジェイク・シールズ(米国)

39歳になったシールズ。14年前にクーパー3世の父、クーバーJrに修斗世界戦で一本勝ちをしている。若き日のレイ・ブラダ、母モニカ・クーパーの面影を色濃く残すクーパー3世は、左ジャブを振るい距離を詰める。左フックを被弾したシールズが足を払われ、テイクダウンを取られる。足関節を防いだクーパー3世がトップをキープしパンチを落とす。

クローズドガードを取ったシールズはキムラクラッチ、外したクーパー3世が体を起こしたパンチを落とす。シングルを狙ったシールズは、これを切られ殴られながらスタンドへ。直後に左フックを被弾し、前方に崩れたシールズはスクランブルに持ち込んでクリンチへ。シールズのヒザがクーパー3世の急所に入り、試合は中断しスタンドで再開される。左目の周囲をカットし流血のシールズは、ボディロックテイクダウンを奪われ、スクランブルでパンチを被弾する。

シングルを切られ、顔を覆うようにガードするシールズが首相撲へ。ヒザをボディに受けてもクーパー3世はボディにフックを入れ、足を掛けてテイクダウンを奪う。クーパー3世はボディにパンチを入れ、初回を取った。

2R、クーパー3世がシールズのダブルレッグを切り、後方からアッパーを突き上げる。パンチを集中するクーパー3世、一旦離れシールズの蹴り上げにも、足を捌きつつあっち上が待っている。そしてシングルを狙った来きたところでパンチを打ちつけ、さらに右のパウンドを思い切り落とす。

スタンドに戻ったクーパー3世は、シールズに左フックを打つ抜きダウンを奪う。顔面からマットに崩れたシールズは、懸命に足をきかそうとしたが右のパウンドを連打され勝負は決した。

負けると陳腐なドラマのピエロになり果てるような状況での圧勝劇。父と抱き合うクーパー3世は、「誰に何を言われても気にしなかった。父と弟との練習を信じて戦った」と勝利を振り返った。


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