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【Pancrase297】ウェルター級王座決定戦へ、佐藤天「嘘がつけないところで試合をして勝つ」

2018.07.01

Sato【写真】このような佐藤の雄姿が、今晩も見られるか(C)MMAPLANET

いよいよ本日1日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase297のメインで佐藤天がウェルター級KOP王座決定戦をグライコ・フランサと戦う。

そんな佐藤の1日を、同門・若松佑弥の1日をAmeba TVが制作するドキュメンタリー番組= ONE DAY が追った。

ここでは佐藤にフランサ戦へ向けて行なった米国出稽古、そして当然のように目指す場所について尋ねた。


――グライコ・フランサがタイトルを賭けて戦う相手になるということは予想していましたか。

「2月に手塚選手と試合をすると決まった時に、フランサが勝てば戦うことになるだろうと思いました」

――フランサはまだパンクラスでは1試合しか戦っていません。日本人選手とタイトル戦までプロセスが違います。そのあたりについては、何か思うところは?

「ないです。キャリアも向こうの方が上ですし。そういう選手を海外から呼んでいるので、そこに何か思うというのはないです」

――フランサと戦うことが決まったのは?

「Grandslamで濱岸選手と戦うときには時期はまだですが、相手はそうなるだろうとは聞かされていました」

――では、本当にリスクのある試合を無傷で乗り越えることができたということですね。

「タイトル戦前にしっかりと勝たないといけないというプレッシャーが掛かる試合で、しっかりと勝ち切ることができた――という意味で、意義ある試合でした。魔物がいなかったので、大丈夫でした(笑)」

――この試合に備えてシンガポールのイヴォルブMMAと、フロリダのハードノックスで練習をしました。

「イヴォルブは長南さんに話をいただいて、目的はアミール・カーンの練習パートナーとして2週間行ってきました。やはりムエタイの稽古には収穫がありました。ムエタイのトップ選手と首相撲とか組ませてもらって、ちょっと衝撃的でしたね。

あれを体感するのとしないのとでは、今後が違ってきます。サムエーとかに、コロコロと転がされて、マスをやっても当たらない。あそこまで凄いと、もう感動しました。

ハードノックスは2度目なのですが、フランサがブラジル人ですし、そういうサイズの大きな練習をしてかったので行きました。ルーク・ロックホールド、ロビー・ローラー、カマル・ウスマンなど元ブラックジリアンの選手、UFCやBellatorの選手が20人以上いました。ONEのオングラ・エヌサンもいましたね」

――錚々たるメンバーですね。特にコイツは強かったという選手はいましたか。

「みんな、強かったですけど……ベラトールに出ているローガン・ストーリーという選手は凄かったですね。レスリングのオールアメリカンのウェルター級で、レスリングもグラップリングも『コイツは何だ?』と思いました」

――ハードノックスといえば、ハリー・フーフトの打撃指導が有名ですが、基本は中間距離と接近戦で佐藤選手とは距離感が違うような気がするのですが。

「前に行ったときはミドルレンジとショートレンジ、ガードからしっかりと打って戻るということをやったのですが、今回はフーフトの方から『長い距離で打てるんだから、長いところからやろう』と言ってもらえて」

――さすがに選手の素養を見抜く眼力の持ち主なのですね。

「受けて返すとか、オランダっぽさもあるのですが、自分の場合は打って戻るということしっかりと指導してもらえました。実は去年の11月に行った時は、帰国してから距離が近くなってしまっていたんです。今回は長く距離を取りたいと言おうと思っていたら、1回目のスパーを見たフーフトが『長い方が良いね』とちゃんと言ってくれて。すごく良かったですね。練習をしっかりとやる人間にはとことん付き合ってくれます」

――目指すところで戦っている選手が多いなか、刺激を受けましたか。

「そうですね。追いつき追い越せっていうつもりで、食らいついてきました」

――フランサ戦への自信も十分に得た?

「しっかりと勝たないといけない相手だと思っています。UFCの時は粗くて、2月の試合みたいにキレーではなかったです。なので、どっちも頭に入れておかないといけないですね。爆発力のある攻撃をしてくる可能性もあるので。

どちらかというと、2月の方が戦いやすいですね。無軌道でくるなら最初は気を付けないといけないです」

――5R戦という部分は、どのように考えていますか。

「未知な部分ですが、それだけの練習はしてきました」

――自ずと求められている返答が分かってしまいますが、パンクラスのベルトの意義を教えてください。

「これを取ると取らないのでは、大きく違ってきます。そういう分岐点になります。でも、最終目標はここではないので。特別な感情を持たないようにしてはいますが、大切な試合だとは捉えています。未来を切り開くために落とせないです。

嘘がつけないところで試合をして勝つ。それが自分にとって一番価値のあることなので」

――そうなると、もうしっかりと勝ってベルトを巻いてもらうしかありません。

「一番良いのはKOか一本、内容も自分がゲームを作ることです。でも、苦しい試合になっても自分主体の試合にできれば……納得できる試合をしたいです」

■Pancrase297対戦カード

<ウェルター級KOP王座決定戦/5分5R>
佐藤天(日本)
グライコ・フランサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
久米鷹介(日本)
アントン・クイバネン(フィンランド)

<フェザー級/5分3R>
マモル(日本)
若松佑弥(日本)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
瀧澤謙太(日本)

<フライ級/5分3R>
小川徹(日本)
タテキ・マツダ(日本)

<女子フライ級/5分3R>
ライカ(日本)
クセニヤ・グーセヴァ(ロシア)

<女子バンタム級/3分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<フェザー級/3分3R>
滝田J太郎(日本)
木村 一成(日本)

<ストロー級ネオブラッド決勝/3分3R>
御代川敏志(日本)
野田遼介(日本)

<フライ級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
鈴木千裕(日本)
猿飛流(日本)

<フライ級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
赤崎清志朗(日本)
杉山廣平(日本)

<バンタム級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
平岡将英(日本)
野村優眞(日本)

<バンタム級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
大橋悠一(日本)
小川準也(日本)

<フェザー級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
齋籐拓矢(日本)
DARANI DATE(日本)

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