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【PFL2018#2】イスラム・マメドフと対戦、川名雄生「世界と戦える自信を手にしたい」

Yuki Kawana【写真】PFLのホスピタリティの良さに感激したという川名(C)HIROYUKI YAMASHIRO

21日(木・現地時間)、イリノイ州シカゴのシカゴ・シアターでPFL2018#02が行われ、ライト級レギュラーシーズン第1戦で川名雄生がイスラム・マメドフと対戦する。

初めての海外遠征、初めてアジア人以外のファイターと肌を合わせる舞台が、MMA界初のシーズン制とポイントシステムを採用したPFLとなった。

マメドフ戦、そしてPFLという戦いの場で川名がやり遂げるべきコトは何なのかとシカゴにいる彼に尋ねた。


──イスラム・マメドフ戦を控えた川名選手です。現在の体調は如何ですか。

「計量が明日の朝の9時から11時までなので、今サウナに行って1キロ以内まで持って来ました。これで睡眠をとって代謝をあげ、朝に軽く走れば問題ないと思います。汗の出も良くて、凄く体調は良いです。これまで残り1キロぐらいの時点で、これほど元気なことはなかったです」

──朝の9時から計量など経験はありましたか。UFCでは午前計量になってオーバーが増えたので、夕方に戻すということをダナ・ホワイトが明言していました。

「僕も初めてです。ここでも夕方からグッタリしている選手も多かったです。水抜きをすると夜が眠れないこともありますし、厳しい選手はホントにキツイと思います」

──川名選手もロングフライトがありました。シカゴにいつ入ったのですか。

「こっち時間の火曜日になった午前3時にホテルに着きました」

──そのような時間の到着便があるのですね。

「羽田からミネアポリス経由でシカゴに入ったのですが、ミネアポリスでトランジットが1時間半の予定だったのに、6時間も待たされてしまって……」

──それで体調が良いというのも凄いです。

「機内食も食べましたしね。いつもは水を多く飲んでいるのですが、今回は飛行機で汗もかかないのに水分だけ取っていると具合が悪くなるので、体重を落として飛行機に乗りました。だから機内食を摂るようにしたんです」

──初めての海外での試合にも関わらず、そこまで準備ができていたとは驚きです。

「そこは考えました。体の元気がなくなると、最後の水抜きは大変になるので。炭水化物の摂取量も工夫しました。摂取量を抑えすぎるのは良くないと思いまして。炭水化物を完全に摂らないでいると体重が減っても、水抜きもしんどかったですし。機内食で白米を食べ、こっちに来ても朝食も食べました」

──絶好調で挑むPFL。いつ頃、参戦を決めたのでしょうか。

「3月の修斗の試合が終わって、2週間後ぐらいに直接オファーを貰いました。周りの人にも相談したのですが、WSOFのイメージが良くなかったので反対する人が多かったです。Y&K MMAアカデミーの山城(裕之)代表と相談して、しっかりと条件を聞くことにしたんです」

──契約の決め手となったのは?

「契約期間が今シーズン、今年の終わりまでだったからです。2年とか棒に振るわけではないし、なら挑戦しようと思いました。ここで生き残ることができれば、自分のポジションが確立できるかと思っています。

今はUFCには拘っているということはないのですが、今月と8月の試合でどれだけ、他のイベントの人たちに自分をアピールできるのかというのはあります。結果も大切ですが、試合内容も大事だと思っています」

──優勝賞金は100万ドルです。

「そこは頭にないです。恥ずかしいですが、狙える選手ではない。このなかで自分がどこまでできるのかが、大切だと思っています」

──短時間で勝つことを促すポイント設定になっています。その辺りはどのように考えていますか。

「1Rで勝つと、判定勝ち2勝分ですからね。フェザー級とヘビー級の試合でも、仕掛ける選手が多かったですし。実際、自分の実力では2戦目の相手が勝算の成り立つ相手になるとは限らないです。どちらかという厳しい相手になると思っています。そういうことを考えると、今回の試合で稼げるだけ稼がないといけない。

なので1Rから行きます。今回、判定勝ちしても次に負ければ上に行けないですし」

──果たしてそうでしょうか。12人中8人がプレーオフに残ることができます。そうなると、初戦で負けた半数から2人が残る。ならば負けても大やけどにならないフィニッシュされないよう戦い、勝負を掛けるのは次の試合からでも良いという考えも成り立つのではないでしょうか。

「星勘定は考えても、自分でコントロールできるものではないので、取らぬ狸の皮算用でなく取りに行きたいです。正直、色んなことを考えてしまうのですが、やはり1試合目から勝負を掛けたいです。そうでないと、この戦いに飛び込む意味がないかと思っています。

最低、5Pは欲しい。2Rまでに決着をつけないとチョット心配ですから」

──イスラム・マメドフの試合映像を見ると、彼らの方がそういう戦い方は有利かと思います。

「強いですね。こういう選手と戦うのも初めてですし。話題のダゲスタンの人ですからね(笑)」

──同門の山田哲也選手が世界で一番強い人種と明言している。

「ハイ(笑)。サンボの経験があるのか、サブミッションも強いですしKOパンチもある。ただ、際の部分で……スクランブルでは僕も負けていないと思っています。なので打撃、寝技というのではなく、その切り替えの部分で勝負します」

──そのための練習を今回は積んできたのでしょうか。

「月曜日にロータスのグラップリングで、長身の相手にはどういう風に戦えば良いのか、青木さんと組むことで色々と考えることができました。

あとは安藤さんとは自分よりフィジカルの人に対し、どの攻撃が有効なのかを考えながら、打撃のスパーリングをさせてもらいました。スパーだけを見れば、やられているっていう感じですが、自分の中では良い感触が掴めました。

安藤選手のプレッシャーは凄いです。試合並みの緊張感があって、怖い。そうですね……安藤さんとスパーリングをする日は怖かったです。だからこそ、去年から練習さえてもらっているのですが、今回は特に安藤さんとの練習を重視させてもらいました」

──自分の弱い部分を知った上でのチャレンジ、期待しています。

「初めての海外遠征で、凄く良い状態で向かうことができているので頑張ります。何よりも、ビビって前に出られないで殴られて終わりじゃ、何のためにここに来たのか分からない。

実力を出して、しっかりと勝ちたい。今回の相手に勝つことができれば、世界で戦っていけるという自信になると思うので、その自信を手にしたいです」

■PFL2018#2対戦カード

<ライト級/5分3R>
ルイス・ブスカペ(ブラジル)
ウィル・ブルックス(米国)

<ライト級/5分3R>
ブライアン・フォスター(米国)
ラムジー・二ジェム(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
ブリトニー・エルキン(米国)

<ライト級/5分5R>
エフライン・エスクデロ(米国)
ジェイソン・ハイ(米国)

<ライトヘビー級/5分5R>
ホニー・マルクス(ブラジル)
ショーン・オコネル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
スメリーニョ・ラマ(カナダ)
ブランドン・ホージー(米国)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
川名有生(日本)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
ジェイミー・アブダラー(豪州)

<ライトヘビー級/5分5R>
ラシッド・ユスポフ(ロシア)
ラキム・クリーブランド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイソン・ブッチャー(米国)
マキシム・グリシャン(ロシア)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・タヴァレス(ブラジル)
ロバート・ウォルトリー(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ウェイド(米国)
ナタン・シュルチ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分5R>
ヴォルク・アターエフ(ロシア)
ダニエル・スポーン(米国)

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