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【Gladiator vs Demolition】中沢慎悟と王座決定戦、じゅん─02─「せっかくなんでトコトンやりたい」

Jun【写真】今回の試合がラストファイトになる可能性もある、じゅん (C) MMAPLANET

6月3日(日)に大阪市東成区の東成区民センターで開催されるGladiator x Demolition対抗戦で、中沢慎悟とグラジエイター・バンタム級王座決定戦で戦う──じゅんインタビュー後編。

プロ修斗昇格から、関西で独特の基盤を持って活動してきたデモリッションに出場を重ね、タイトルマッチも経験しているが、ミスター・デモリッションの称号には納得していない。

そんな彼も自らの城reliableを開き、アウトロー的な感覚から選手を育てるリーダーとなり、ファイターとしてだけでなく人として気持ちに変化が芽生えていた。じゅんにとって、今回の対抗戦、そしてタイトルマッチの意味合とは。

<じゅんインタビューPart.01はコチラから>


──全日本アマ修斗に出る前に既にパウンド有りのプロルールを経験していたのですね。

「ハイ。もともとオープニングファイトのパウンド無しルールで戦っていたんですけど、そろそろパウンド有りに出ても良いんちゃう?──みたいない感じで。そのオファーが全日本アマ修斗の前にあったんです」

──パウンド有りも平気だった?

「平気ではなかったです。怖かったです」

──地下格ではパウンドはなかったのですか。

「次元が違うので。言い方は悪いですけど、中途半端な集まりなんで」

──経験し、プロで試合をしてきたからこそ言える言葉ですね。話を戻しますと、修斗のライセンスを手にしましたが、その後はデモリッションにも多く出場しています。

「実は全日本の頃から、神奈川のロデオスタイルで練習するようになっていたんですけど、ちょっと家の事情があって神戸に戻ることになり……でもデモリッションが中心というわけではなかったです。修斗で新人王トーナメントの一発目で負けて、戦績積むために関西がベースのデモリッションからオファーがあると出ていたという感じで。

あの頃は団体に拘りなんてなかったですし、オファーをくれればどこでも出ていました。結果、デモリッションからのオファーが多かったんです」

──修斗系のジムだと、デモリッションで経験を積むという空気もあったかと。

「そうですね。僕もそういう感じでした。とにかく、プロの興行で相手がプロならどこでも試合をしていました」

──そのようななか、自らのジムを立ち上げたのはどういった背景があったのでしょうか。

「色々あるんですけど、出稽古をたくさんしていて、色んな良いところを盗んで自分でジムを創ろうって思ってしまったんです」

──リライアブルをオープンしたのはいつ頃ですか。

「5年前ですね」

──ジムを開いてからは、選手活動に影響があったかと思われます。

「最初は選手を育成するつもりもなくて、フィットネス感覚で総合格闘技ってこんなんやでぇっていうのを教えたかったんです。格闘技は興味があるけど、ガチガチのところではできないような人を集めて、怖いって思っている人に総合って面白いでと伝えたかったですね。

初めのうちはそう思っていましたね。そうやってジムを始めたら、同じ趣味っていうだけで、普通の生活では絶対に出会わへんやろうなって人たちとの出会いがあって。ずっとパソコン触っている人達とかとは、僕は絶対に接点がないんで。それがジムがあるから、そういう人達とも接点ができて。格闘技が共通項になって、人とリンクしていくってめっちゃエェなぁっていう風になりました」

──それが今ではプロファイターも増えてきました。

「だから、今はもう変わってしまいましたね(笑)。楽しくやるというのは残しているんですけど、ガッツリやる方と楽しくやるのとガラッと違う感じですね」

──次の試合に向けての練習も、リライアブルで所属選手と準備をしている感じですか。

「ジムの選手ともやっていますし、ゴンズ・ジムと修斗ジム神戸で出稽古もさせてもらっています。修斗ジム神戸にいた時、北川(純※現ゴンズ・ジム代表)さんが指導してくれていたんです」

──グラジエイターは初出場ですが、新生グラジエイターにはどのような印象を持っていますか。

「新生グラジエイターになってから有名な選手が出たり、レベルが上がったという印象があります」

──そのなかでリアイアブルの吉村友菊選手が1月までライトフライ級のチャンピオンでした。またジムにベルトを取り戻したいという気持ちですか。

「それは特にないです」

──では全日本アマ修斗のリベンジですか。

「それもないですね(笑)。対抗戦に関してもあまり感じていないです。ミスター・デモリッションとか言われていますけど、仮にずっと修斗に出ていたり、パンクラスに出ていても、ミスター××とかっていう風に思われたくないですし。オファーがあればどこでも出たいし、そういう色はつけたくないです。

使ってくれるところは、どこでも出たいです。ただ、今回はタイトルマッチをさせてくれるので、面白い試合はしたいです」

──ベルトを手土産に、他でも戦うという気持ちでしょうか。

「いやぁ……正直、これで辞めようかなと……」

──えぇ、そうなのですか。

「まだ分からないですけど、今はジムで指導をしていて、一人ずつ選手のミットを持っているうちに、自分が試合をして勝った時の喜びや負けた時の悔しさより、指導している子が勝った時の嬉しさ、負けた時の悔しさの方が大きくなってしまいました。そんな風になっているので、もう自分云々じゃないんやろうなと……。

僕も男とはこうあるべきやとか、変なプライドを持って生きて来たんですけど……。ずっと輝いていたかったし、ずっと自分が一番になりたくて格闘技をやっていて……、誰にも負けたくなかったです。そうやってきていたのに、なんか今はもう皆が輝いてくれた方が嬉しくて。

隣にいる子が格好良いほうが、自分が恰好良いことよりも嬉しいという気持ちになってきたんです。で、今回の試合はそういう子らが応援してくれているので、勝つのが最低限。面白くない試合は、せんとことは思います。寝技でベチョベチョしているタイトルマッチは絶対に嫌やなって。

それと前にデモリッションのタイトルマッチで凄く早く止められたんですよ。なんで、こんなんで止めるんって感じだったので、せっかくのタイトルマッチなのでトコトンやりたいです。失神もしていないのにストップは止めてほしいです」

──やられている側目線じゃないですか(笑)。

「そうですね、アハハハ。これはやっている側としても、向うもやれると思っているなら止めて欲しくないです。とにかくやり切りたいので、やり切らせてほしいです!!」

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