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【Pancrase298】斎藤裕を破ったマイク・グランディが、パンクラス参戦。田中半蔵と対戦決定

2018.05.22

Mike Grundy【写真】計量後のグランディ、試合の時は二回り大きくなっている(C)MMAPLANET

21日(月)、8月5日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase298にマイク・グランディが来日し、田中半蔵と対戦することが発表された。


グランディといえばリバプールの名門=チーム・カオボン所属ファイターで、昨年1月にノンタイトル戦ながらプロ修斗世界フェザー級チャンピオンの斎藤裕に勝利している。世界王者を破りながら、再来日の機会が巡ってこなかった彼は、この間にACB英国大会、ブラジルのAspera FCと勝利を重ね、後者ではフェザー級チャンピオンとなっている。

20日に暫定バンタム級に王者になったハファエル・シウバも、元はといえばアスペラFCのバンタム級王者で、27日のUFCリバプール大会のメインを張り、チームメイトでもあるダレン・ティルもブラジル在住時代に常連だったイベントでベルトを巻くことでも、グランディの実力者振りを表している。

チーム・カオボンといえばムエタイ&ルタリーブリという印象が強いが、グランディが斎藤に勝利した時は、徹底してテイクダウン&コントロールを武器に戦っていた。何よりも、フェザー級とは思えない体格こそが、キャリア11勝1敗を誇るグランディの最大の武器といっても過言でない。

上迫博仁戦が試合前日になくなった半蔵にとっても、ONEで対戦したエウベウ・バーンズを凌ぐフィジカルの持ち主が、徹底してケージに押しこんでくることを想定して試合の準備をする必要がある。

暫定王者ISAOは王座を獲得した試合で眼窩底をやり、正規王者のナザレノ・マレガリエはPFLのフェザー級ルースターにその名が見られるという状況のパンクラス・フェザー級戦線。頂点の先行きが不透明な状態にあるからこそグランディというニューカマー、そして対戦相手である半蔵にとって重要な一戦となる。

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