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【UFN129】初回にガツンと攻撃したパントージャが、余裕の試合展開でモレノから判定勝ち

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.29-27
ブランドン・モレノ(メキシコ)

モレノが右ローを蹴り、パントージャがワンツーからローを返す。右クロスを当てたパントージャが組んでヒザを突き上げる。モレノはダブルレッグからバックを取りテイクダウン、立ち上がったパントージャがくるくると回るように振り払う。右フック、左をヒットさせたパントージャは、さらに右を当て首相撲からヒザを狙う。圧され気味のモレノは、思い切り左を振り回すが空振りに、直後に右アッパーを当てたが、パントージャが左を打ち返す。

右ローで足を引きずるようになったモレノは、右ストレートを被弾しボディにパンチを受けて走って逃げる。パントージャの右フックをかわしながら引き込むようになったモレノはハーフガードから右腕を差すが、潰されパウンドを打たれてバックマウントモを許す。鼻血で顔面が真っ赤に染まるモレノに対し、パントージャは絞めを狙わず殴り続けた。

2R、モレノがワンツーを放つも、すぐにパントージャの右を連続で受けケージ際に押し込まれる。パントージャはオクタゴン中央に戻り、左ジャブを続ける。ジャブから右ロー、そして右ストレートとスタンド戦を支配するパントージャは、モレノのハイキックにもパンチで突き倒してバックを伺う。モレノがエルボーを狙った際に離れたパントージャはスナップをきかせた左ジャブ、右ロー、ここも右ストレートで攻撃を締める。

手数が少なくなったモレノに対し、パントージャも調子を合わせるが、残り1分、モレノが右オーバーハンドを放つと、パントージャもペースを上げて左フックをヒットさせる。下がったモレノのボディにヒザ、パンチの追い打ちをかけたパントージャがこの回も取った。

最終回、モレノは左ジャブから右を狙うが、パントージャの前蹴りを顔面に受ける。モレノは左ジャブ、左ミドルを被弾し組んでいく。ケージを背負ったパントージャだが、ここは時間が過ぎれば良い展開だ。それでもパントージャは体を入れ替える。と、モレノが左エルボーを当て、パントージャが離れるとローにテイクダウンを合わせていく。

背中をつけた途端に蹴り上げから立ち上がったパントージャは、余裕を持ったスコアリングに徹すると思いきや、思い切りワンツーを入れて接近戦を仕掛けていく。ここから前蹴りでモレノを突き離し、右ハイへ。蹴り足をキャッチしたモレノだが、パントージャは掴まれた足を支点としたスイープのような動きを見せたスタンドへ戻る。

いよいよ手詰まりとなったモレノの左フックに右を打ち込んだパントージャが、左ストレートから足を止めての打ち合いに応じ、タイムアップを迎えた。

文句なしの判定勝ちを手にしたパントージャは「ブランドンはウォリアー、チームに感謝している」と勝利を振り返った。

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