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【UFC223】マクレガーの犯罪行為により、メインカード昇格のマゴメドシャリポフでMMAを堪能しよう

Magomedsharipov【写真】とんでもない状況だからこそ、ケージの中をより注目したい (C)ACB

7日(土・現地時間)、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催されるUFC 223「Holloway vs Nurmagomedov」だが、5日(木・同)のメディアデーに出席した選手を乗せたバスをコナー・マクレガーが襲撃するというとんでもない事件が起こってしまった。


マクレガーのチームメイトであるアルテム・ロボフが、カビブ・ヌルマゴメドフと口論をなったことを原因に20人にも及ぶ集団で会見会場の駐車場を出ようとした送迎用のバスを取り囲み、その場にあった荷物を運ぶ台車をマクレガーがバスの左側、最前列に投げ込むという暴挙に出た。

この結果、バスのガラスが割れてマイケル・キエーサが顔面裂傷、レイ・ボーグは角膜剥離という傷を負い、ニューヨーク市警がマクレガーに逮捕状を出し、傷害事件に発展している。そしてダナ・ホワイトがキエーサ×アンソニー・ペティス、ボーグ×ブランドン・モレノ戦、そして騒ぎに関わっているロボフ×アレックス・カサレスの3試合が中止を発表した。

これにより、アーリープレリミ・メインだったザビット・マゴメドシャリポフ×カイル・ボクニアクがメインカードに昇格することになった。前代未聞のファイトウィークながら、王者がライト級挑戦ということでタイトル戦線の停滞が予想されるフェザー級戦線にあって、マゴメドシャリポフはブライアン・オルテガに並ぶ注目のファイターだ。

ACBフェザー級王者からUFCを決めオクタゴンで2連勝中のマゴメドシャリポフは、現時点でUFCトップ5の実力があるといっても過言でない。オーソの構えから初期動作の見えない前足=左の蹴りを散らし、左フックと右ストレートは共に相手を一発で倒せるパワーを秘めている。その左リードフックやジャブと同じ踏み込みから放たれるスピニングバックキックや、接近戦でのスピニングバックフィストもマゴメドシャリポフを語る上で忘れることはできない主力となる攻撃だ。

テイクダウンダウン&テイクバックも打撃戦だろうが、やや遠目の距離だろうが構わず仕掛け、強引なケースでも確実に目的を果たしていく。寝技に持ち込んだら持ち込んだで──マゴメドシャリポフは強烈なパウンドをトランジッションと融合させ、かつ抑えて殴る攻撃からサブミッションでフィニッシュに持ち込む。

つまり蹴り&パンチでKOでき、テイクダウンからコントロール&サブミッションで勝利が可能なマゴメドシャリポフは、ただのウェルラウンダーではなく、ウェルラウンドのフィニッシャーということができる。米国デビューとなる今回の試合ではステップ重視、スコアリング狙いのテイクダウンを仕掛けるボクニアクに対し、どのような切り口で勝負を挑むのか。その試合展開と勝利への方程式が気になるマゴメドシャリポフだ。

この試合がマゴメドシャリポフのデモンストレーション的な興味の持たれ方なのに対し、最初からPPVマッチとして組まれていたもう1つのフェザー級マッチ=ヘナト・モイカノ×カルヴィン・ケイターは勝敗こそが気になる一番だ。アンドレ・フィーリとシェーン・バーゴスを相手にアンダードッグながら勝利を収め戦績を18勝2敗としたケイター、ブライアン・オルテガにキャリア初黒星をつけられ再起を目指すモイカノ。この試合の勝者が、混戦フェザー級の第2グループから飛び出すこととなる。

■ UFC223対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<UFC女子世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ローズ・ナマジュナス(米国)
[挑戦者]ヨアナ・イェンジェチック(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
カルヴィン・ケイター(米国)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)(米国)

<フェザー級/5分3R>
ザビット・マゴメドシャリポフ(ロシア)
カイル・ボクニアク(米国)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ(米国)
ポール・フェルダー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
フェリス・ヘリッグ(米国)
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・モレノ(メキシコ)
レイ・ボーグ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョー・ローゾン(米国)
クリス・グラッツマーカー(米国)

<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム(米国)
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
アルテム・ロボフ(ロシア)
アレックス・カサレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アシュリー・エヴァンズスミス(米国)
ベック・ローリンズ(豪州)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・ロドリゲス(米国)
デビン・クラーク(米国)

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