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【Pancrase295】サパ戦へ、北岡悟―03―「大切なことは一回、一回の練習に頑張ること」

Satoru Kitaoka【写真】北岡が今回述べていることは、全ての人に当てはまる原点だと思う(C)MMAPLANET

15日(日)、東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase295でタラス・サパとの再起戦に挑む北岡悟インタビュー最終回。

MMAPLANETではameba TVが制作するドキュメンタリー番組= ONE DAY が北岡の1日を追い、そこで次戦及び格闘技に関して語られた部分を抜粋してお伝えする。

サパ戦に向け、一つの試合に向けての日々、一度のトレーニングに向かう姿勢が北岡悟を表していた。

<北岡悟インタビューPart.02はコチラから>


――この日はパンクラスイズム横浜の松嶋こよみ選手がISAO選手とフェザー級暫定王座決定戦を戦います

「試合順はまだ決まっていないですけど(取材後、松嶋の前の試合で戦うことが決定)、さすがにMX(東京)の中継枠には入るだろうし。いや、前にフジTVに出たいって言ったから外されているかなとか(笑)」

――5R戦が2試合だと、それなりに時間は取っておかないといけないわけですしね。

「そうなんですよ」

――3分×3Rにしてもらえば良かったですね(笑)。

「ハハハハ、そっちのほうが自信があるかもしれないですね。3分でMMAの練習を流したら、よく動けて」

――それは対戦相手にもいえることですからね。

「パンパンにがぶっても、もちましたからね(笑)」

――もう言いっこなしで(笑)。北岡ブランドを守るためにも、パンクラスという場で何を見せる必要があると思っていますか。

「勝つ姿を見せること。それだけです。やってきたことを繋ぐ。それは意識していますけど、なかなか上手くいくことではないです。練習で上手くいって喜んでいても、毎日のようにできるわけじゃないですし」

――一本やKOということではなく、勝ち方にこだわるということはありますか。

「全くないです。そもそも勝ち方にこだわって、やってきていないです」

――汗っかきMMAで勝つことが信条になっているのかと。楽して勝ちたいという気持ちはまるで北岡選手にはないのではないかと思っていました。

「う~ん、苦労して勝つ、楽して勝つ……どっちもないです。一本を取れた試合は、楽して申し訳ないという気持ちや、こんなラッキーが続くわけはないとか、これで不幸がやってくるとか思うことはありますけど(苦笑)。それこそクルックシャンクに勝った時も、こんな良いことが続くわけはない。跳ね返りがあるって覚悟していました。だから、それが来た感じです」

――実際に向き合って、組んでみないと分からない相手に対し、北岡選手らしい試合とはどういうモノだと考えていますか。

「らしさ……この競技は触らなくても、向かい合うだけで……、それはMMAだけでないと思いますけど、格闘技は向かい合っただけでどうなのか、力が伝わり合うんですよね。そこに対しては準備をしても、どうにもならないこともあります。

けれどもできるだけの準備はして、ケージの中に入るわけです。まぁ、向いあってビビらせることができるのかどうか。威圧できるのかということではないでしょうか」

――対戦相手が日本人選手だと、試合前から色々と考えて、精神面を左右することもあるかと思いますが、ウクライナから突然やってくるサパは、まるでそういうこと考えなく自分を出し切ることだけに掛けてくるかと思われます。

「日本人にならなかったのは、タイミング的にハマる選手がいなかったからですけど、そういうことは関係ないと思います。事前情報は関係ないんですよ。人の力は向かい合えば伝わるから」

――そこからイニシアチブを取ることが大切になってくるのですね。

「ハッタリに近い。ハッタリをかませることができるかどうか。やからファイトじゃないですけど、基本はソコだと思います。さっき、疲れすぎているという話もありましたけど、矢地戦の後に宇野(薫)さんからも『練習し過ぎだから、疲れている。続けるなら、ペースを考えた方が良い』と言われました。

その通りだと思います。疲れているのは事実だと思うし。でも、それをやったらアガリになると僕は感じている。そうしてしまうと、覚悟が生まれない。覚悟や気合、ハッタリが生まれないようになる。

矢地戦では負けたけど、そこの部分は出せた。負けたのは単純に腕が足りなかったということで。やっぱり、僕は気合だと思っているんです。もう刹那な人間なのは、間違いない。

ONE DAYって大体は皆が『UFC目指して頑張っています』って、ひたむきじゃないですか。僕はそんなものはない。10歳、15歳若くても皆、同じようなフォーマットになってしまっていて面白くないって思っていたんじゃないかと……。

別に……次さえ勝てることができればそれで良い。その時、その時に頑張るだけです。練習もそれに近いです。もう、あんまり技も上手にならないかもしれない。でも、巧くなる努力を怠るわけじゃない。ただ、それよりも大切なことは一回、一回の練習に頑張ること。

そう思って日々の練習をしています。もちろん、巧くなるために頑張ることもある。だから、その時、その時に頑張るだけです」

――巧くなろうとしようが、ヘトヘトになっているのが北岡選手らしさだと思います。

「ありがとうございます」

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