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【JBJJF】大阪国際&全日本ノーギ・オープン連続出場、村田卓実 「両方とも最低3位以上に」

Murta in Lotus【写真】ロータス世田谷の八隅孝平代表、パンクラスファイターの中村龍之(右から2番目)と共に (C) TSUBASA ITO

3月3日(土)、大阪市中央区の大阪市立修道館で開催される「大阪国際柔術選手権2018」に続き、10日(土)に東京都墨田区の隅田区総合体育館武道場で第6回全日本ノーギ柔術オープントーナメントというJBJJF主催大会が行われる。

この両大会に連続出場する村田卓実。多趣味がゆえに多忙。MMA、柔術、グラップリングを股にかけて活躍している村田の格闘技に対する、熱意や愛情を尋ねた。
Text by Tsubasa Ito


――試合は昨年末のRIZIN FF オープングラップリングトーナメント以来になります。

「あれは本当に優勝するつもりで出たんですよ。今は30秒くらいに編集したテクニックの動画がインスタグラムでバンバン出ているので、それを見てすごく研究していました。

『足関でぶっ壊して優勝して、20万もらってビットコインを買う』とみんなに宣言していたんですけど、城田和秀選手に準決勝で負けて。1位が20万円で2位が5万円、3位以下は何もなしだったので、クソー!みたいな(笑)。賞金に関係なく試合はどんどん出たいのですが、普段は仕事が忙しくて……」

――成城学園前にあるご実家の文房具店に勤務されているんですよね。

「『村田永楽園』という祖父・祖母の代からの店なんですけど、もともと祖父と祖母は花の行商をしていて、貯めたお金で成城学園前に土地を買って、これからは文房具が売れるだろうということで、花と文房具の店になったんです。今も花と文房具を両方やっています。姉が2人にいて、僕が紹介した感じになるんですけど、2番目の姉は今成(正和)さんと結婚しました」

――今成選手は格闘技の師匠であり、義兄でもあるということですね。

「普段も仲は良いですよ。家が近いので、仕事終わりに今成さんの家に寄ることもあります。今成さんは子どもに柔術をやらせているので、僕に技をかけたりしてきます」

――現在はどのような練習スケジュールですか。

「夜と休日に練習しています。月曜、火曜はロータス世田谷、水曜が休みで木曜はパラエストラ池袋、金曜は夜にTRI.Hジムで今成クラス、土曜はトイカツ道場に行っています。いろいろな場所で出稽古をさせていただいている感じですね」

――道着を着用した練習は、どのくらいの頻度で行っていますか。

「週1、2回ですね。もともと総合格闘技から始めたので、本当はノーギのほうが好きなんですけど、大会が少ないので。柔術は大会がいっぱいあるので、そっちも出ようかなということですね」

――試合の話に移りますが、3月3日の大阪国際柔術選手権2018と、3月10日の第6回全日本ノーギ柔術オープンにエントリーしています。

「ラジオで聴いてかっこいいなと思ったCreepy Nutsというラップグループのライブがあるんですけど、東京公演のチケットが取れなかったんです。3月2日の名古屋公演はチケットが取れたので、ライブを観てから大阪の試合も出ようかなと」

――そんな事情があったのですね。

「日曜日はあまり仕事を休めないので、土曜日に試合がある時はなるべく出たいなという気持ちはあったんですけどね。そういうタイミングで大阪国際があったので、遠征するのも良いかなと思いました。ノーギのほうが得意なので、もともと全日本ノーギのほうが先にエントリーしていたんです」

――道着の試合はいつ以来になりますか。

「1年くらい前にIREという今成さんプロデュースの大会で、柔術のタッグマッチをやって以来ですね。今成さんのお兄さん(今成浩司)と僕が組んで、渡辺翔平選手、塚田市太郎選手と試合をして、向こうが勝ちました」

――タッグマッチというと、タッチをするということですか。

「同時に戦うんです。今成さんと渡辺選手が同じタイミングでタップして、僕と塚田選手の1対1になったんです。でも、塚田選手は強くて全然歯が立ちませんでした」

――大阪国際のアダルト茶帯フェザー級には村田選手の他に、赤澤智哉選手、深澤駿選手がエントリーしています。

「柔術の人はあまりわからないんですよね。でもみんな強いでしょうね。柔術は本当に得意じゃないので……」

――全日本ノーギはアダルトエキスパートフェザー級と、同オープンクラスに出場予定です。

「村田康大選手はこの前一緒に練習したんですけど、若くて強かったですね。疲れるし腰が痛くてもう……」

――試合前から……。

「試合になったらまた別物なので、なんとかします(笑)。でも若いし元気だなと思って」

――オープンクラスには同門の梅田恒介選手もエントリーしていますね。

「梅田さんは年齢が40過ぎくらいなんですけど、茨城から何時間もかけて、週に何回も東京まで練習に来ているんです。立派ですよね。しかも普通に強いですから」

――村田選手は現在37歳ですが、格闘技へのスタンスは以前と変わってきていますか。

「数年前まで、休日は朝と夜の1日2回練習していたんです。時には寝ないで練習することもあったんですけど、今は寝なかったら体もきついし、あまりムチャクチャできないなと。だから、がんばるけど無理をしないという感じでいこうと思います」

――20年近くもの間、試合に出場し続けていますが素晴らしいことですね。

「いやいや。大きなケガがなく元気にやってこられたのは良いんですけど、僕はチャンピオンとかになってないですもん。何か勲章があれば良いなとは思いますけどね」

――現在、格闘技を続けるモチベーションはどのあたりにありますか。

「考えたらそうなんですよね。けっこう忙しいんですよ。仕事もあるし、本も読みたいし、映画も観たいし、ゲームもやりたい。テレビがないからラジオをよく聴くんですよ。よく聴くのは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』、『菊地成孔の粋な夜電波』、『伊集院光深夜の馬鹿力』です。試合をするから練習もしなきゃいけないし。

皆どうしているんですかね。思いません? やることがいっぱいあるじゃないですか」

――おそらく、趣味の時間をある程度削るのではないかと思います。

「でも、本を読んだらそれに関する映画も観たくなるし、映画を観たらその原作を読みたくなったりするじゃないですか」

――それだけやることがたくさんあっても、格闘技からは離れられないということでもありますよね。

「試合自体が好きなのもあるんですけど、試合を設定しないと練習にもあまり身が入らないんですよね」

Murata――優先順位をつけるとすれば、格闘技は何番目ですか。

「そのためにちゃんと寝ようとか、ある程度節制しようとは考えるので……上のほうかもしれないですね(笑)」

――格闘家としての今後の目標は?

「いろいろなところで試合をしたいです。一度、ハワイでグラップリングの試合をしたことがあったんですけど、凄く面白くて思い出に残っているので」

――大阪の試合もその一環になりますね。

「そうですね。柔術ではまだ大阪で試合をしたことがないので、そういう目的で行くのも楽しいですし。でも、負けてばかりだとやる気をなくすと思うので、両方とも最低3位以上ですね。良い結果を残して、まだまだ元気に頑張りたいと思います」

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