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【Bellator194】ヘビー級GP第2弾はロイ・ネルソン×マット・ミトリオン、5年2カ月振りの再戦

Nelson vs Mitrione【写真】前回の対戦から5年2カ月、勢いではミトリオンがネルソンを上回っているか(C)GONGKAKUTOGI

16日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで、Bellator194「Nelson vs Mitrione 2」が開催される。メインはヘビー級GP1回戦ロイ・ネルソン×マット・ミトリオン戦だ。


1月20日のBellator192でチェール・ソネンがランペイジ・ジャクソンを破り既に初戦突破を決めている同GP。今回のネルソン×ミトリオンに続き、4月28日にフランク・ミアー×エメリヤーエンコ・ヒョードル、5月12日にキング・モー×ライアン・ベイダーでベスト4が決定する。

そんなヘビー級GPは実にヒョードル以外の7選手がUFCベテラン、そしてネルソンとミトリオンは2012年12月のTUF16フィナーレ大会で対戦し(※両者は揃ってTUF10出演しており、ネルソンが優勝。ミトリオンは準々決勝敗退)、その時はネルソンが1R2分58秒でTKO勝ちを収めている。

ネルソンの右アッパーから左フックで倒れたミトリオンがパウンドの連打で敗れている。その後、ジュニオール・ドスサントス、今回のGP出場のミアー、ファブリシオ・ヴェウドゥムに敗れるなど、タイトル戦にこそ届かなかったネルソンだが、ミルコ・クロコップ、アントニオ・ミノタウロ・ノゲイラ、アントニオ・シウバに勝利し、勝ち星こそ得られていないモノのジョシュ・バーネット、アリスター・オーフレイム、マーク・ハントらPRIDE時代からトップファイターとも肌を合わせてきた。

これだけの一線級と戦い続けてきたのはネルソンが、それだけファンに愛されたキャラの持ち主だからだ。動ける〇ブを立証し、オーバーハンド&アッパーの上下のパンチで場内を沸かせてきた。ただし、40歳に近づき戦略を読まれたことに加え、オーバーウェイトで動き続けることが難しくない、オクタゴン終盤の試合は厳しい状況が続いた。

対して、ミトリオンはUFCヘビー級ではなかなか上位に食い込めなかったが、世界最高峰と契約を更新せず、ベラトールに転戦にヒョードルを相手にダブルノックダウンという派手な打ち合いを演じたうえで、先に起き上がりパウンドの連打で皇帝越えを果たしている。

ネルソンもベラトール転向後、ハビー・アヤラに判定勝ちを収めているが、勢いではミトリオンが上回るか。TUF同期、SPIKE(現パラマウント・ネットワーク)が、MMAを一般層に広めた自負をUFCに対して、ぶつけて来たようなマッチアップ。決してガードが固くないミトリオンに対して、ネルソンが一矢報いることができるのか。動かされずに自らの動きをする──それがネルソンにとって命題となってくるだろう。

■ Bellator194対戦カード

<ヘビー級GP1回戦/5分3R>
マット・ミトリオン(米国)
ロイ・ネルソン(米国)

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
デレック・カンポス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
リアム・マクゲリー(英国)
ワジム・ネムコフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ヘザー・ハーディー(米国)
アナ・フルトン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ティワン・クラックストン(米国)
ホセ・アントニオ・ペレス(米国)

<ライト級/5分3R>
マーカス・サーリン(米国)
ディーン・ハンコック(米国)

<ライト級/5分3R>
ロス・リチャードソン(米国)
ニコラス・ジウレッティ(米国)

<165ポンド契約/5分3R>
ピーター・ナシメント(米国)
カストリット・ザーム(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヘジヴァウド・カウバーリョ(ブラジル)
トム・イングリッシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィニシウス・デ・ジュズス(ブラジル)
ジェシー・マクエリゴット(米国)

<ライト級/5分3R>
テイラー・ハミルトン(米国)
パット・ケイシー(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイケル・キンベル(米国)
フォフレイ・ゼン(米国)

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