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【Shooto】ストロー級挑戦権を手にした村田一着 「猿田選手には思い切り殺す気で来てほしい」

Itchaku【写真】後楽園ホールが揺れた大番狂わせ。村田一着、意地の勝利で挑戦権を掴んだ(C) MMAPLANET

28日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたプロ修斗公式戦で、猿丸ジュンジとの世界ストロー級挑戦者決定戦で大番狂わせを起こした村田一着。

MurataプロMMAデビューは2000年11月の45歳のファイターの戦績は8勝13敗1分だ。勝つ星は2つのKO勝ちと絞めが2試合、足関節が1度で判定勝ちが1度ある。対して敗北は11が判定負けというデビュー当時よりフィニッシュさせない、フィニッシュして勝つ格闘家人生を送ってきた。

今回、ミスマッチとも指摘された勝負でアップセットを起こした村田の話を大会終了直後に訊いた。


──実は計量会場で一着選手と言葉を交わした時、「明日、勝てば話を聞かせてもらいます」という言葉すら口に出せず、「また話を聞かせてください」という風にしか言えなかったのです。

「まぁ、それぐらいの状況ではありましたよね。誰のための試合か、なぜ僕なのか。周囲が今日の試合をどんな風に捉えているのか分かって上で、それでもこの試合に出させてもらうことが嬉しかったですね。

年に何度も試合ができる状況でなくて、1回しか戦えない。そのなかで常々『強い人と戦いたい』と言っていて、こういうチャンスを与えてもらえました。猿丸選手、この時代でいえばチャンピオンに近いトップの選手です。でも、僕だってまでいける。まだ、やれるという気持ちがありました。

体力面で落ちたり、テクニック面で落ちたりしているのであればまだしも、どんどんと上がっているので。

それに僕はいつだって噛ませ犬ですから。どうしたってアウェイだし、引き立て役です。それはそれで、エェ試合をする。絶対にエェ試合をする。噛ませ犬でも、そんな簡単にはいかない。これまでの経験とハートがあるので」

──やはり意地があると。

「そういうね……、そういうつもりで僕と戦うと相手はビックリしますよ。だから毎回、相手をビックリさせようと思って戦ってきました」

──先にパンチを被弾し、そこから殴り合いに応じて打ち勝った。それは気持ちの勝利でもあったのでしょうか。

「そうだと思います。打ち合いのなかでも、空いているところは見えました。ここは行くべきやと思って、殴りに行きました」

──いつまでも引き込んで一発狙いという印象が残っていたので、あの一発は良い意味で驚きました。

「いやいやいや、打撃も寝技も得意なんで。ヒジが解禁になったことで、僕はヒジがある距離間とか得意だったので、随分と戦いやすくなりました」

──ケージのなかで年齢のことは言われたくないとマイクで話していましたが、本当に以前と変わりないですし。

「それは格闘技のお陰です。17年前とかの昔、インディアナのHOOKnShootでお会いした時と、そのまんまですよ(笑)」

──あの頃よりグッドシェイプかと思います。

「その分、しっかりと追い込んでいますし、自分に厳しくしています」

──滋賀の高島市、そして大津市にニューグラウンドというジムを持っていますが、選手としての練習はどのようにしているのですか。

「僕の練習は生徒に教える時、生徒が来ていない時に自分でやることですね」

──プロ練習など出稽古は行っていない?

「今はしていないですね。そこの部分を越えてきた気がしています。今でも新しいことを学ぶことはありますけど、技術的にはほぼ完成していて、そこを突き詰めていく感じになっています。MMAは進化していますが、自分に合ったスタイルとしてはそういうことですね」

──勝つときはフィニッシュ、負けは判定という一着スタイルも継続中です。その負け星が多いことは気になるのですが……。

「まぁ判定になると……それはそれで良いですよ、勝つことは大切なので。でも、終わらそうという者同士の試合でないとお客さんも面白くないし。今日の猿丸選手との試合のように。

勝つことは大事です。大事ですけど、僕からするとどうやって勝つかが大事になってきます。美学じゃないけど、そういうモノは持っているものです」

──これで5月に猿田洋祐選手に挑戦することが決まりました。フィジカル的にストロー級を超越したチャンピオンです。

「これからもっと強くなるチャンピオンでしょうね。ノビシロがたくさんある。けど、5月までにはノビシロを突き詰めることはできないしょうし、そこを衝こうかと思っています。

僕が見ていて穴もある選手なので。でも、本当にこういう機会を与えてもらったことに感謝しています。2階級同時制覇をしようというチャンピオンと戦えるだけで、格闘家として本望です。けど狙ろうてますよ。僕も色々なモン持ってますし、勝負しますッ!!」

──現役生活はいつまで続けるのか、それを考えることはありますか。

「ありますよ(笑)。僕の場合、現役は負けたら終わり。終わりちゃいますか。それは常に思っています。肉体的、技術的でなくて、格闘技を日本で続けることは金銭的にも厳しいモノがあります。そこで子供を育て、生徒を指導するという立場があるので、自分が強くなるより、下から伸びて来る子の成長を助けたい。

KOや一本で負けるなら気持ち良いですけど、判定で負けたら不完全燃焼になるので、猿田選手には僕を思い切り殺しに来てほしいです」

──次戦は試合前にもしっかりと話を聞かせていただくことを約束します。

「ありがとうございます。僕はこの年でもアスリートとしてはトップです。年齢に負けないよう戦います。お金は儲けていないですけど(笑)」

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