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【Shooto】環太平洋バンタム級王座決定戦=魚井フルスイング×祖根スクランブル

Uoi vs Sone【写真】組みの攻防になる前に、打撃の圧力の掛け合い、すかし合いも見所の一つだ (C)MMAPLANET

28日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦。メインイベントは魚井フルスイングと祖根寿麻による環太平洋バンタム級王座決定戦が組まれている。

石橋佳大が返上した王座をかけて対戦する魚井と祖根。6年半前にHEATで対戦している両者(魚井が判定勝ち)だが、あれから魚井は和術彗舟會HEARTSに移籍して練習場所を変え、祖根も自らのジムZOOMERを立ち上げるなど、あらゆる面で変化を遂げている。


HEARTS移籍後、“魚井フルスイング”として生まれ変わった魚井はその名の通りのフルスイング系のパンチでKO勝ちを量産。一時は8連勝をマークし、一気に環太平洋ランキングの1位にまで上り詰めた。

一方の祖根は公式戦初登場で土屋大喜に勝利すると、続く佐藤将光戦では佐藤のヒジによる流血→ドクターストップで星を落とすが、昨年10月の奇天烈戦ではテイクダウン&トップキープ主体の堅実な戦い方で判定勝利して、今回のチャンスを掴んだ。

ランキング、そして勝ち数・勝ち方のインパクトで魚井有利に見える試合だが、2人のファイトスタイルから考察すると事情は変わってくる。

魚井は重心を低く構えて奥である左ストレート・フックを強振して相手をなぎ倒すのが最大の勝ちパターン。強打を見せて相手を威嚇することでプレッシャーをかけ試合の流れを引き寄せるスタイルだ。

Uoiそのため打撃の空振りのタイミングで組みつかれてしまうなど、テイクダウン&スクランブルの攻防では受けに回ることが多く、打撃でKO出来なかった場合は接戦に持ち込まれる試合も少なくない。

8連勝が途切れる形となった昨年10月の論田愛空隆戦(※ドロー)はその典型で、1Rに組みの攻防で後手に回り、3Rに左でダウンを奪うも直後のダブルレッグを切れずにトップキープを許して勝ちを逃した。

逆に祖根は土屋からダウンを奪ったコンパクトなパンチ、そしてタイミングの良いハイキックを得意とする一方、蹴り足を取ってからのクリンチ&テイクダウンやスクランブルの攻防にも強さを持っている。

Sone魚井が論田と引き分けた大会では、奇天烈を相手に決して大きな動きのある試合展開ではなかったものの、1Rに蹴り足キャッチからのテイクダウン、3Rに飛びヒザ蹴りを受けたあとのスクランブルの攻防でトップキープし、確実にポイントを重ねて勝利を引き寄せた。

フルスイング・スタイルゆえにスクランブルの攻防で後手に回りがちな魚井×倒せる打撃を持ちつつ、いざという時にはスクランブルの攻防でも勝負できる祖根となれば、MMAという競技の性格上、祖根有利という見方も成り立つ。

ただし、魚井も自らの課題は十分に理解している。彼自身が論田戦後に話した「3Rにトップキープされて立てなかったところが反省点」という言葉を受けて、どのように進化しているのか。そこが王座決定戦の勝負の行方に直結する。パンチをフルスイングするために、仮にテイクダウンされてもフルスクランブルで脱出する術が試される一戦だろう。

■ プロ修斗対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級王座決定戦/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
祖根寿麻(日本)

<フライ級/5分3R>
田丸匠(日本)
ライリー・ドゥトロ(米国)

<フライ級/5分3R>
猿田洋祐(日本)
清水清隆(日本)

<ライト級/5分3R>
松本光史(日本)
星野大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
佐藤将光(日本)
齋藤曜(日本)

<バンタム級/5分3R>
土屋大喜(日本)
安藤達也(日本)

<世界ストロー級挑戦者決定戦/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
村田一着(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
久保村ヨシTERU(日本)

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