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【UFC220】ミオシッチが、ガヌーの剛腕を無力化。3度目の王座防衛に成功す

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
スタイプ・ミオシッチ(米国)
Def.3-0:50-44.50-44.50-44
フランシス・ガヌー(カメルーン)

まず左ローを見せたミオシッチ。ガヌーは左ハイ、ブロックしたミオシッチがシングルレッグを決める。すぐに立ち上がったガヌーはケージに押し込まれ、離れた直後に左フックを振るう。ここにシングルレッグを仕掛けたチャンピオンだが、ガヌーは倒れない。間合いを詰めてパンチを振るうガヌーは、離れたミオシッチに左フック、右アッパーを放つ。右を当てたミオシッチだが、足元がおぼつかないか。直後に組んだ王者はケージにガヌーを押し込み休んでいるようにも見える。

離れて右を当てたミオシッチが、ガヌーは怯まず右に左ジャブを当てる。直後にクリーンテイクダウンを奪ったミオシッチはサイドから頭を跨いでアームロックを狙う。足を戻し、サイドで抑えたミオシッチが体を起こしてパンチ、ガヌーの立ち上がり際にギロチンもすぐにルーズになりスタンドに戻る。ここで右を当てたミオシッチにガヌーが左右のアッパーも、ミオシッチが右ストレート&左フックを打ち込み、ダブルレッグで初回を締めくくった。

2R、左目が腫れたチャンピオン、息が荒いチャレンジャー。待ってアッパー狙いが見えるガヌーに対し、ミオシッチは右から左を当てる。ローに右フックを合わせたガヌーだが、かなり息が荒くなっており、ローからテイクダウン狙いに削られていく。パンチを振るってもパンチが流れるようになったガヌーは、思い切り右を被弾する。

ミオシッチは右を当て、左を被弾してもダブルレッグを決めてバックコントロール。ガヌーの立ち上がるのを待ち、再び崩したチャンピオンがこのままケージにガヌーをくぎ付けにしてビッグラウンドとした。

3R、ミオシッチがローを2発。足が止まっているガヌーにシングルを仕掛け、頭を抱えたガヌーが耐える。ケージにガヌーを押し込み、右を差してきたところをいなしたミオシッチがバックコントロールで削る。後方からパンチを入れ、ヒザを顔面に入れるチャンピオンは上半身を起こし、胸を合わせてケージにガヌーを押しつける。

自ら離れたミオシッチは右ストレートを当ててガヌーの空振りを誘う。それでも右を当てたガヌーだが、前に出たところでニータップでテイクダウンを許す。背中をマットに着けされられたガヌーは左右のパンチ、さらに右の連打を被弾する。エルボーからパンチを落とすミオシッチが、動けないガヌーに鉄槌を打ち付ける。懸命に足をきかせるガヌーに対し、ミオシッチは余裕の試合展開となってきた。

4R、すぐにシングルからダブルに切り替えてテイクダウン、サイドで抑えるチャンピオンは、足を絡まれると立ち上がり、立ち上がってきたガヌーを潰してバックコントロールからエルボーを打ち付ける。ケージ際まで移動したガヌーだが、ここから逃れることができない。トップコントロールで圧倒するチャンピオンのパンチの勢いが強くなる。顔を守るだけになったガヌーをがぶってボディにパンチを入れるミオシッチが、5分間何もチャレンジャーにさせなかった。

最終回、ケージにガヌーを押し込んだミオシッチは細かいヒザを入れる。このまま時間が過ぎ、王者のテイクダウ狙いに懸命にギロチンで耐えたガヌーだが、ミオシッチは構わず頭を抜いてドライブ。残り2分半でブレイクが掛かると、必死でパンチを伸ばすガヌーは足が前に出ていない。腕も上がらない様子のガヌー、距離を保つミオシッチは飛びヒザを受けてケージに追い込む。そのまま10秒間、動かずタイムアップと同時にミオシッチは左手を振り上げた大差の判定勝ちで王座防衛に成功した。UFC慧海ヘビー級王者として、初めて3度目のタイトルディフェンスを達成した。

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