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【Bu et Sports de combat】 仁木柔道。失われつつある技を伝える─09─仁木返し

Niki sensei【写真】仁木オリジナル……後世に伝えたい (C)MMAPLANET

高専柔道の技術を後世に伝え、在野の達人と言われる仁木征輝七段。投げ技にも長じ、レスリングで全日本選手権出場、合気道も学んだ仁木七段のエッセンスがつまった仁木柔術の真骨頂は、投げで崩して極める──「待て」に対応した技だ。

仁木七段の歴史に関しては、Fight & Life誌Vol.63で掲載されているが、仁木七段が東京都立川市のネクサセンス柔術&MMAスクールで講習会を行った際に指導してくださった技術をここでは紹介させてもらう。

今回はついに仁木先生自身の名がついた技、仁木返しの実演に。体重無差別時代に小兵の仁木七段が編み出した返し技とは。


■仁木返し

柔道でいう引き込み──柔術的にはクロスカラーグリップ──態勢から

柔道でいう引き込み──柔術的にはクロスカラーグリップ──態勢から

左手で帯を取って

左手で帯を取って

その手を引き上げ、右手はヒジをマットに立てて相手の左ヒジを押し上げる。と同時に左足で、相手の右足の付け根を跳ね上げる

その手を引き上げ、右手はヒジをマットに立てて相手の左ヒジを押し上げる。と同時に左足で、相手の右足の付け根を跳ね上げる

そのまま返して

そのまま返して

抑え込みに入る

抑え込みに入る

■別角度から見ると

左手で帯を取って

左手で帯を取って

その手を引き上げ、右手はヒジを立てて相手の左ヒジを押し上げる。と同時に左足で、

その手を引き上げ、右手はヒジを立てて相手の左ヒジを押し上げる。と同時に左足で、

相手の右足の付け根を跳ね上げる

相手の右足の付け根を跳ね上げる

そのまま返して、抑え込みに入る

そのまま返して、抑え込みに入る

■エアー仁木返し

帯を取った左手は天井に向かって引き揚げ、右手はヒジをマットに立てるように押し上げる

帯を取った左手は天井に向かって引き揚げ、右手はヒジをマットに立てるように押し上げる

このとき、頭を相手に寄せて、左足で右足の付け根を跳ね上げる

このとき、頭を相手に寄せて、左足で右足の付け根を跳ね上げる

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