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【RFC45】ハム・ソヒに挑戦、ジン・ユ・フレイ 「アヤカにリベンジできなかったのも運命」

Jinh Yu Frey【写真】男の選手にも圧力を掛ける──という言葉も納得のバキバキボディのジン・ユ・フレイ。キャリア6勝2敗、経験値が低いのは現時点の北米女子MMAファイターの共通項だ(C) INVICTA FC

23日(土・現地時間)に韓国ソウルはグランドヒルトン・コンベンションセンターで開催されるRoad FC45 XX(ダブルエックス)でロードFC女子アトム王者ハム・ソヒに挑戦するジン・ユ・フレイ。

Invicta FCで浜崎朱加の保持していた世界アトム級王者挑戦経験もあるフレイが、太平洋を越えてロードFCに初参戦──ワールドクラスのタイトル戦が実現する。

力強い打撃とテイクダウンディフェンスを持つスレンダー・マッスルなフレイにタイトル戦に向けた現状、そして幼少期の頃に失くした実父の母国で戦う意義について尋ねた。


──23日のハム・ソヒ戦に向けて、現在の調子は?

「凄く良いキャンプを行うことができているから、試合に向けての準備は順調に整っているわ。ジムの皆のエネルギーが充満していて、凄く良い雰囲気よ」

──ハム・ソヒはUFCで戦っていましたが、どのような印象ですか。

「とにかく彼女は気持ちが強いから、興奮して試合を見ていたわ。だからといってハム・ソヒと戦うために特別なトレーニングをしているわけじゃない。少しアジャストを加えるだけで、いつもの練習を続けているわ。

彼女がどうこうというよりも、私の足りない部分を補うことを重点に置いて練習している感じね。そうすることで、全ての局面に対応できるようにね」

──女子MMAは盛んになったとはいっても、人口比でいえばまだまだ男の選手の方がジムにも多いと思います。そして男の選手たちはフィジカルで女子選手よりも優れていて、受け身の練習になることも少なくないかと思います。

「それが私は凄く恵まれていて。活動拠点としているジェネシス柔術ではモンタナ・デラロサ、シェイナ・ドブソンというTUF26に出ていたUFCファイター、Bellatorで世界フライ級王座に挑んだエミリー・ダコート、UFCストロー級で戦っているジョディ・エスキベルという女子ファイターとキャンプを張ることができたの。凄くレベルの高い女子選手と練習できているのよ」

──それは素晴らしい環境ですね。

「でしょう? それに男の人と練習するときも誰にも楽はさせないわよ(笑)。彼らよりプレッシャーを強く与えて、皆を下がらせるつもりでスパーをしているし。男の選手が力を抜けないような状況を作っているのよ(笑)」

──なるほど、男の選手との練習も十分にハム・ソヒ戦の準備になっていそうですね。

「ハム・ソヒは凄くプレッシャーをかけて来るはずだから、そこで戦えるように準備する。決して抜かりはないわ」

──ところで今回の試合は初めて米国以外でのファイトです。飛行機の長旅、時差を経験することになります。

「海外旅行ってほとんど経験がなくて(笑)。それも西への移動だから、東へ移動するよりも楽だったし。ただ、5日前にソウルに入ることができるし、その辺りをアジャストすることに問題はないはずよ」

──フレイ選手は亡くなられたお父様が韓国人だったと聞いています。これまで何か韓国の風習に沿って成長したり、韓国人のDNAを感じることはありましたか。

「それが……ほとんど韓国のカルチャーを知らない感じで生きてきたの。だから、今回の試合が楽しみでならないというのはあるわ。もちろん戦って勝つことが第一の目的よ。でも、私という人間を作ってきたであろう韓国の文化に触れることも凄く楽しみにしているのよ」

──では、凄く貴重な遠征になりそうですね。

力強い打撃、一発ではハム・ソヒより上回るか

力強い打撃、一発ではハム・ソヒより上回るか

「本当に、素晴らしい機会を手にすることができたと思っている。この機会を与えてくれたインヴィクタFCとロードFCには心から感謝しているわ。アヤカ(昨年9月に彼女の持つインヴィクタFC世界アトム級王者に挑戦してKO負け)との再戦をずっと願ってきたけど、それは叶わなかった。でも、全てのことに意味があるのよね。

だって、アヤカにリベンジができなかったことで、父の祖国で戦うことが可能になったのだから。しかもベルトを母国に持って帰ることができるなんて。韓国人の血が半分流れている私が韓国の地で勝利することって、これほどまでに心に響くことはないに違いないし」

──今後もロードFCに継続参戦する気持ちは?

「私は今もインヴィクタと契約しているけど、ロードのベルトを獲れば当然のように2018年もロードで戦って防衛戦を行いたいと思っている」

──フライ級王座はUFCやBellatorでも創られましたが、アトム級はなかなか広まっていないです。UFCを目指すなら、ハム・ソヒや浜崎選手がそうであったようにストロー級に階級を上げることも考えていますか。

「それは今は考えていない。そうなることもあるだろうし。でも、今はハム・ソヒと戦うことに集中しているから」

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