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【Grachan31】佐々木郁矢にパウンドで勝利した手塚基伸─01─「選んで来たモノを言い訳にしたくない」

Motonobu Tezuka【写真】思い描いていた状況とは違うと話しながらも今を前向きに捉え、格闘技が好きだと再確認できたと語った手塚 (C)KAORI SUGAWARA

15日(日)、東京都江東区ディファ有明でGrachan31が開催された。ダブルメインイベントが行われた同大会、手塚基伸が佐々木郁矢と対戦し、1RでTKO勝ちを収めた。

UFCベテラン、ROAD FC参戦経験もあり、国内でもパンクラス、VTJ、そしてHEATで戦ってきた。近年はグラチャンを主戦場とする手塚。佐々木をパウンドでTKOした直後に彼を控え室でキャッチした。


──1R、TKO勝ち。おめでとうございます。

「まあ、勝ててホッとしている感じですよね。前の試合の時もそうだったんですけど、状況的に3月に結婚をし、5月にファイティングリプルを立ち上げ、色々状況が変わってきたので。そこを言い訳にしたくなかったし、状況の変化を良い流れに持っていきたいと思ってやりました。

ちょっと時間をかけて削ってから極めようと思っていたので、速攻マウントが取れた時は削る事を優先していきました。肩固めとか腕十字も狙いましたけど、それよりもパウンドアウトの方が早いなと思い、途中から切り替えましたね。

01過去の試合でもそんなにパウンドで勝つことは多くなかったですし、あの形からのパウンドも試合ではなかったのですが、この前の試合から神懸かってきています。この前の試合からスパッツに変えたから良かったんかな(笑)。

今年の1月、堀(友彦)選手と過去最ワーストの試合をしてしまいました。あの試合を経験したからだと思うんですけど、ああいう試合にはもう絶対にならんように、また堀と戦うとしてもあんな試合は絶対しないように今みたいな良い流れに乗っていきたいです」

──8月のジョン・ダウン戦からインターバルは2カ月ほどでした。

「掘戦のあとは期間を空けたいと思っていたのですが、仕事や私生活がトントン拍子で変化し、自分の中で燻っていたモノがまた燃え出しました。その変化を言い訳にしているのも嫌やし、それで8月に組んでもらいました」

──私生活が変わっていく中で迎えた試合、手応えは?

「状況の変化に自分は試されていると感じていたので、ここを乗り越えないとそれをずっと言い訳にするだろうし、『結局、自分はそれだけのもんやった』と思いたくないと思いました。格闘技が好きやし、他のことも自分で選んだ道です。

格闘技で生きてきた人間が今更辞めるわけにもいかないし、自分で選んで来たモノを全て言い訳にしたくないので、すがってでもこの世界に生き残ろうという気持ちが自分の原動力にはなっていますね」 

──ところでファイティングリプルは、キッズとフィットネスに力を入れているのですね。

「SFKの寒川(慶一)さんのご好意で、SFKをその時間だけ貸してもらっています。フィットネスのクラスにはまだ全然人が居ないのですが、今は子供が8人入ってくれているので、その子供達に教えている感じですね」

──今後、ジムを出すことも視野に入れている?

「そうですね。それが格闘技で生きる上での正解だと思うので、そこに持っていきたい。その環境を作れたらプロでやっていても正解な気がするので、そういう環境を作りたいです。自分の名前でやって行けるようにちょっとでも頑張りたいです」

──今回のクラスを始めることは、元々計画されていたのですか。

「正直なことを言ったら、30歳までしか自分の人生を見ていなかったんですよ。『30歳になったら死んでも良いわ』と思っていたし、『30歳まで全力で生きよう』と思って、そこから先は考えていなかったです。30歳になってから色々と考え出して周りに助けてもらっています」

<この項、続く>

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