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【DEEP80】王座挑戦権を賭けて、ソン・ジンスと対戦する釜谷真─02─「選ばれてないモンでも」

Makoto Kamaya【写真】関西人、ずっと威勢の良い言葉を吐いてきた。ただし、今は深みが違う(C)MMAPLANET

21日(土)、東京都江東区のディファ有明で開催されるDEEP80で、ソン・ジンスとバンタム級次期挑戦者決定戦を戦う釜谷真インタビュー後編。

自らを選ばれし者ではない、そんな人間でも頑張ればチャンピオンになれることを証明したい。釜谷のベルトへの拘り。格闘家人生で培ってきた意地が伝わってきた。

<釜谷真インタビューPart.01はコチラから>


──石渡選手とは木曜日に行動を共にすることが多いのですか。

「そうですね。テンセンスができる前は水曜日に石渡君のクラスがCAVEであったので、プロデビューしたての子に交じって参加していました。それ以外でも、時間があえば一緒にやったりですね。もちろん、次もセコンドに就いてもらいます」

──対戦相手のソン・ジンスはDEEPでキャリアを積み、全9試合中7試合がDEEP。そして日本で5勝2敗の戦績を残しています。

「右とかヒザとか一発があって、際でのヒジにしてもとにかく思い切りが良いです。なんといっても、テイクダウンディフェンスが死ぬほど強い。DEEPでテイクダウンされたことはフェザー級の時に上迫(博仁)選手と戦った時に取られただけじゃないですかね。年も10歳も下やし、21歳とかの時にテイクダウンされただけでめちゃくちゃ腰が重いと思います。

打撃にしても一発もあるけど丁寧で。見せるパンチも上手いです。強いのは分かっているので、何なんでもスプリット判定でも良いから勝ちます。良い試合をして負けるより、クソみたいな試合をしても勝ちたいです。メインに出る人間の言うことじゃないけど、この試合とその次は何でも良いから勝たないといけないので」

──懸命に勝とうとする試合は、負けても傷つかない試合に出る選手より気持ちが伝わってくると思います。

「僕はもう34歳で格闘技で大金が稼げるのは、選ばれし者の特権やと十分すぎるほど理解しています。でも、選ばれてへんヤツも頑張ったら強くなれるし、チャンピオンぐらいにはなれるんやっていうのを見せたいです」

──11月にはカナダの釜谷真こと、ジョルジュ・サンピエールも復活します(笑)。

「ほんまっスね。でもアッチは大分、選ばれしモンですよ。でも、もう京都のGSPなんて呼ばれていたこと知っているの、石渡君ぐらいになっています(笑)。よう言うてきますからね。悪い笑顔見せながら、『京都のGSP』って。たまたま相手がテイクダウンに来たのを返して、トップ取ってパウンドを落としていただけやのに(笑)」

──皆、目標も現在の位置も違うなかで、自分がMMAを戦ってきた痕跡を残したい?

「そうですね。正直、土曜日とその次の試合で勝てたら一生勝てなくても良いって思っています。でも、あと二つだけは何が何でも勝ちたいです。若いうちはとやり直しがききますけど、年を取るといつも最後の試合っていう感じですし。

毎試合、引退試合。延々と続くトーナメント戦です。別に試合をして死ぬとかも思わへんし、再起不能になるケガをするかもなんて思ってないですけど、自分にガッカリした試合をした場合は次にまた頑張ろうって思われへんようになるかもしれない。

僕みたいな何も成しえていないヤツは、自分のピークより落ちる試合をしたら終わりや思うんですよ」

──だからこそ、ここから2試合に全てを賭けるということですが、タイトル挑戦に関してはチャンピオンの大塚隆史選手がRIZINで年末に試合をします。

「ずっと戻って来なかったら暫定王座決定戦でも、僕は何でもやりますよ。僕のキャリアのなかで大塚君に負けた試合(※2013年4月26日)が、一番の完敗やと思っています。だから大塚君にチャレンジしたい気持ちはあります。ただ、それよりずっとベルトが欲しい。だから、正直なところ相手なんて誰でも良いんです。とにかく一回、ベルトを獲らないと」

──次の光景を見るのは、とにかくベルトを獲ってからと。

「大ケガがなければ、まだ2、3年は強くなる自信があります。ただ、それは自信だけなんで。それを試合で証明します。結果を残して」

■ DEEP80 対戦カード

<DEEPバンタム級挑戦者決定戦/5分3R>
釜谷真(日本)
ソン・ジンス(韓国)

<フェザー級/5分3R>
上迫博仁(日本)
岩瀬茂俊(日本)

<フェザー級/5分3R>
長倉立尚(日本)
ジョイ・ボーイ(グアム)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
安谷屋智弘(日本)

<ライト級/5分3R>
江藤公洋(日本)
キム・ウォンギ(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
前澤智(日本)
桐生祐子(日本)

<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ(日本)
ダンカン・ヒロ(日本)

<フェザー級/5分2R>
オーロラ☆ユーキ(日本)
横山恭典(日本)

<バンタム級/5分2R>
高野優樹(日本)
城田和秀(日本)

<バンタム級/5分2R>
遠藤大翼(日本)
小川顕広(日本)

<ストロー級/5分2R>
川原波輝(日本)
児玉勇也(日本)

<フライ級/5分2R>
聡-S DATE(日本)
石神保貴(日本)

<フェザー級/5分2R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
上山雄大(日本)

<フライ級/5分2R>
曽我英将(日本)
前田卓哉(日本)

<ライト級/5分2R>
武田光司(日本)
柳優一廊(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
寿太郎(日本)

<ライト級/5分2R>
我妻慎太郎(日本)
藤島崇志(日本)

<バンタム級/5分2R>
橋本優大(日本)
柳澪兄(日本)

<フライ級/5分2R>
川端脩介(日本)
磯貝太一(日本)

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