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【Bellator185】ゲガール・ムサシ、注目のベラトール初陣=超実力者シュレメンコと対戦

Mousasi vs Shemenko【写真】ガチガチの実力者シュレメンコが、ベラトール初戦の相手となったムサシ。ここを乗り越えてこそ、高い期待にこたえられるというものだ(C) MMAPLANET

21日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで行われるBellator185「Mousasi vs Shlemenko」で、ゲガール・ムサシがベラトール初陣を戦う。


オクタゴン5連勝中、元UFC世界ミドル級王者クリス・ワイドマンを下した状態、いわばバリバリのタイトルコンテンダーだったムサシが電撃的にベラトールと契約を交わしてから3カ月、ついにサークルケージに足を踏み入れる。

ベラトールにとって東海外の拠点といえるモヒガンサン・アリーナ大会は数々のビッグショーが開かれてきた。しかし、今大会はまさにムサシ・ナイト。

メインカード出場はネイマン・グレイシー、眼鏡美女のヘザー・ハーディー、ONEを拠点に戦ってきた女子ボクシングでWBO世界ジュニアフェザー級 & IBA世界スーパーバンタム級王者だったアナ・フラトンのベラトール初戦と興味深い面子を揃えているが、いずれもイベントの核を担う選手ではない。ボクシングのようにメイン一点集約型の大会を開くだけ、ベラトールはムサシに期待していることになる。

そんなムサシの対戦相手は元ベラトール世界ミドル級王者シュレメンコだ。薬物使用の発覚で、メルヴィン・マヌーフをスピニングバックフィストで倒した年間KO賞モノのKO勝ちをふいにしたが、出場停止処分明けはベラトールとM-1を股にかける活躍で、彼もまた現在5連勝中だ。連勝中の相手もブランドン・ホージー、ポール・ブラッドリー、ケンドール・グローブと確かな実力者揃いで、キャリア66戦目の──彼からしても大一番を迎える。

一方のムサシは、今回がMMA51試合目という恐ろしい戦績の持ち主同士の対戦は、接近戦のラフファイトで無類の強さを発揮するシュレメンコに対し、ムサシが自分の戦いをいかに貫くかにを注目したい。とはいってもムサシが接近戦で弱いわけではない。シュレメンコが遠い距離と比較して、中間&接近戦でより強いということだ。彼の遠い距離からの攻撃は回転系のパンチ、回転系の蹴りと当たれば大きいが見極めるのも比較的に簡単な攻撃が多い。

というよりもその回転系の攻撃やロー、ミドルにしてもシュレメンコは距離に関わらず同じ手段をこうじることが多い。よって遠い距離から近づいてきた時、あるいは離れ際という部分でムサシはしっかりとシュレメンコの攻撃を対処することが重要になってくる。

左ジャブで突き放し、制空権を作りリーチを生かした右ストレートがムサシの必勝パターン。前足をシュレメンコがローで削って来ることも考えられるが、ならばキャッチ狙いでテイクダウンからトップゲームというプランも実行できるであろう。

これをシュレメンコが嫌がると、ムサシはスピニングバックフィストを受けないことに集中し、自分の流れに持ち込めるのではないだろうか。

■Bellator185対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ)
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ザック・ブシャ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヘザー・ハーディー(米国)
クリスティーナ・ウィリアムス(米国)

<ライト級/5分3R>
ライアン・クイーン(米国)
マーカス・スリン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アナ・フラトン(米国)
リザ・ブレイン(米国)

<ミドル級/5分3R>
スティーブ・スクサト(米国)
カステロ・ヴァン・スティーニス(オランダ)

<195ポンド契約/5分3R>
ジョーダン・ヤング(米国)
アレック・ホーベン(米国)

<ライト級/5分3R>
ディーン・ハンコック(米国)
ジョン・ベネデュース(米国)

<フェザー級/5分3R>
ピート・ロジャースJr(米国)
ティモシー・ウィーラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヴィニイウス・デジーザス(ブラジル)

<150ポンド契約/5分3R>
マット・ディーニング(米国)
ドン・シャイニス(英国)

<150ポンド契約/5分3R>
ヴォルカ・クレイ(ロシア)
フランク・ソフォルザ(米国)

<ライト級/5分3R>
ホセ・アントニオ・ペレス(米国)
ケビン・キャリアー(米国)

<フライ級/5分3R>
ビリー・グロヴェニーラ(米国)
ジョン・ロペス(米国)

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