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【TTF Challenge 07】ソ・ジヨンに逆転、初めての一本勝ち=ライカ─02─「パンチの技術を活かしたい」

Raika【写真】RNCでの一本勝ちという価値と、初回のピンチを乗り越えた価値、そして打撃に頼りきらなかった価値がこの勝利にはある(C)KAORI SUGAWARA

9日(月)、東京都練馬区ココネリ・ホールで行われたTribe Tokyo Fight Challenge07でソ・ジヨンにRNCで勝利したライカ・インタビュー後編。

大ピンチを脱しての逆転勝ち。「ボクシングをしようと思って、ボクシングができずに絞めで勝てた」と激闘を振り返ったライカの言葉は、MMAファイターとしての成長が感じられるものだった。

<ライカ・インタビューPart.01はコチラから>


──1Rと2Rの間で気持ちが吹っ切れた瞬間があったのでしょうか。

01「1Rは完全に取られたので、『このままではダメだ。楽しむ為にここにいるんだ!』と思い始め、『負けても良いから思いっきり自分のやりたいことをやる! 今日パンチを出すんだ!』とそこで開き直れました。とにかく気持ち良くなりたかったです。

2Rが始まった時は顔が笑うくらい気持ち良くなっていて『結果よりも自分がやりたいことをやろう』と思って開き直ったらパンチが効かせられたんですよね。戦っている時は必死でしたけど、結果的に良い展開でした。

上を取った時なんて本当に『絶対に逃さねえ。ここで逃したら負ける。諦めたらもう終わりだ。絶対に自分の形まで持って行ってやる』という気持ちでいたら、知らぬ間にチョークまで行っていました(笑)」

──初めての絞め技での勝利です。

「自分の中で、MMAができ始めているかと思います。パンチを活かしてテイクダウンを取る。今日はそれをちょっと出せたかなと思います。相手にパンチを効かせて、そこから寝技に行って上を取る、殴る、極めるというパターンの練習をずっとやっています。

実は6月の韓国の試合でも本当はテイクダウンを取って、上から殴って、極めまで行く練習をずっとしていたんですけど、あの時はまだここまで出来ていなかったです。

今日はボクシングをするつもりだったのが、相手にやらせてもらえなかった。そのボクシングをやらせてくれない相手に絞めで勝てたから、やっぱり嬉しいです」

──今日の結果を踏まえて、次の一歩をどこに見定めていますか。

「やはりもっとパンチの技術を活かしたいです。MMAのパンチとボクシングのパンチもそうだし、ボクサーであっても今日みたいにただ打っているだけではテイクダウンに来られてしまうので、その反応はもっと上げていかないと行けないですね。

今やっていることをもっともっと上達させていきたいです。今日、実戦でこんな展開になったのは初めてだったので、MMAファイターとしての経験値ももっと上げていきたい。パンチで殴って倒して極めるパターンでやっていこうと思っています」

──1年で4試合をこなす選手は、今の日本のMMAではなかなかいません。

「今日で4回目ですね。試合を終えたばかりなので1回、休もうと思っていますけど、試合で成長していこうと思っているので基本、オファーがあれば、受けます。段階を踏んで最終的にベルトに繋げて行けたら良いなと思っているので、オファーがあればどんどん試合はしていきたいです。

1試合ずつ、目の前にある試合で結果を出しつつ、課題を見つけてMMAファイターとしてレベルアップしいきたいですね」

──では最後にファンへ一言お願いします。

「本当に久しぶりに日本での試合はたくさんの方が応援に来てくれたので、ぶっちゃけめちゃくちゃプレッシャーもありましたけど、自分の全てを見てもらいたいという想いでリングに上がりました。

今日、何も怖くなかったのは来てくれている人の応援が自分を後押ししてくれて、そういう目に見えない力が開き直ることができるきっかけなったような気がします。もし韓国とか海外だったらここまで自分をさらけ出して無防備にはなれなかった。

本当に最高の応援です。心強く見守ってくれるみんながいるから、開き直っても思いっきり気持ちよく出来るんですよね。怖さや勝ち負けより、全て出し切る事に集中出来る。今日久しぶりにそういう感じになりました」

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