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【RFC42】パク・シウと対戦、実力派の旗手パク・ジョンウン「殴り合いでは負けたくない」

Park【写真】本格的にスタートを切ったばかりの韓国女子MMAにあって、チビ・ウルフ=パク・ジョンウンは将来のエース候補であることは間違いない(C)KAORI SUGAWARA

23日(土)、韓国チュンジュ市のセゲムスルコンウォン(世界武術公園)で行われるROAD FC42。

日本からミノワマン、そして増田裕介が出場する同大会では韓国国内で注目が高まる女子MMAマッチにパク・ジョンウンがキック王者のパク・シウと対戦する。

注目度の高さとは対照的に実力的には玉石混交状態の韓国女子MMAファイターだが、パク・ジョンウンは実力者時代への旗手といえる。藤野恵実、SARAMI、渡辺久江などキャリアで優る日本勢との対戦でポテンシャルを見せてきたパク・ジョンウンが、武道公園でのパク・シウ戦への意気込みを語る。


──ダブルエックスという女子大会が3月にあり、何かの身の回りで変化はありましたか。

「ハイ。ある日、レストランでお昼ご飯を食べていたら、横のテーブルにいらした男性の方からファンです、と声掛けられ、その時の代金を払ってもらったことがあります(笑)。嬉しかったのは同じ地域に住むムエタイをやっている女子高生が私のチームに入って、私から直接指導を受けたいと連絡があったことですね。

あとはROAD FCのアマチュアの会場でその日出場していた女子の選手から写真撮影を求められたりしました。

ダブルエックスに参戦後、より多くの人たちが私を知るようになってくれて、応援してくれるようになりました。特に選手志望の女性の方から、以前より注目してもらえるようになったことが嬉しいです」

──そのダブルエックスから半年を経て、パク・シウ戦を迎えます。半年の試合のスパンについては、どのように捉えていますか。

「半年という時間は本当に長かったです、もちろんもっと試合を待っている選手達もいるはずですが、選手ならやはりブランクをあまり空けずに試合に多く出たい気持ちは当然持つと思います。半年間、日本の試合のオファーも合ったのですが相手選手から拒否されて、実現はしませんでした。ただこの期間で私の短所はほぼカバーできましたし、勝ちたいという気持ちがより強くなりました」

──この間の練習で特に注意して伸ばしてきた点、あるいは課題の克服に臨んだことなどありましたか。

「精神的な部分です。試合中におけるマインドや集中力を強化することにいつもより重点的に努力してきました」

──パク・ジョンウン選手はデビュー戦以来、打撃戦で引かないという印象があります。もちろんパンチ力があることもありますが、真っ向勝負に出るのは性格的なモノでしょうか。それとも、試合になるというそういう面が出てくるのでしょうか。

「殴り合いでは負けたくありません。当てられたらその分打ち返したくなります。なので性格的なものじゃないかと思います(笑)」

──打ち勝つことも大切です。同時に相手の攻撃を受けないことも大切です。距離をとったり、相手の拳が届かない位置でステップを多用して戦う選手も北米MMAでは少なくありませんが、そのような戦いをどのように思いますか。

「正直、今の私にはその部分が不足しているので、しっかりこれから備えていけないと思います。攻撃と防御はどちらも大切です。バランスが取れていなければ、どちらかが崩れた時はそれが敗因になると考えています」

──ではキック出身のパク・シウ選手について、ストライカーだということですが、どのような試合をしたいですか。

「打撃で優位に進めていきたいです」

──やはり(笑)。MMAでも、あくまでも打撃主体で勝ちたいと。

「まずは打撃で、ただMMAですので相手に弱点や隙が見えれば、すぐにその穴に付け入って仕留めます。その時の状況に合わせて、私が相手を倒すことの出来る技を使います」

──今回はMMAデビュー戦の相手ですが、ハム・ソヒ選手と同門ということで注目を浴びています。

「相手選手や相手のチームが有名であったり名門であったり、強ければ強いほど面白く感じます。いつでもどの選手と戦う覚悟はしています。誰が来ようとも自信を持って戦えます。私はファイターですので」

──では、そのハム・ソヒ選手が現女子アトム級王者ですが、彼女の存在をどのように捉えていますか。

「ハム・ソヒ選手は有難い存在です。尊敬を集める素晴らしい選手だと思います。韓国の女子アトム級に注目を浴びるようにしてくれましたし、ハム・ソヒ選手のお陰でアトム級にベルトが出来ました」

──そんなハム・ソヒ選手の持つ王座に挑戦することを現実的に考えることはありますか。

「はい、もちろんです。選手なら頂上を夢見るものですし、私はそれが夢で終わるだけでなく、現実にすることをお見せしたいです」

──これまでキャリアの序盤の2試合、そしてVTJで経験値の全く違うファイターと戦ってきたことは、パク・ジョンウン選手に何を与えてくれましたか。

「まさに経験ですね。経験の差を2試合を通して、しっかり感じ取りました。その上で、自信という武器を手に入れることが出来ました。あの試合で得たもの、経験と自信が私をより成長させてくれましたので」

──日本でも実力派の若手選手として、関係者の評価が高いパク・ジョンウン選手ですが、パク・シウ戦はどのような試合が見せたいか、教えてください。

「雑な攻防ではなく、洗練された技術、攻防を試合で見せられるように頑張ります」

──最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ファンのみなさん、大変ですよ!! これから私はどんどん強くなっていきます。どうしましょう?(笑)

日本で2度試合をしましたが、そのときに私のことを覚えてくれ、注目してくださる方がいるということがとても嬉しいです。国内だけでなく日本でも私を応援、注目してくれる方がいることを決して忘れずに戦います。

皆さんも体調管理には気をつけて、いつも笑顔で日々が送れますことをお祈りいたします!! ありがとうございました」

■ 対戦カード

<無差別級選手権試合/5分3R>
アオルコロ(中国)
増田裕介(日本)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ユン・ドンシク(韓国)

<86キロ契約/5分3R>
キム・ウンス(韓国)
キム・デソン(韓国)

<無差別級/5分3R>
キム・チャンヒ(韓国)
シム・ゴンオ(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
パク・ジョンウン(韓国)
パク・シウ(韓国)

<ライト級/5分2R>
シン・ドングク(韓国)
SHUNYA(日本)

<バンタム契約/5分2R>
シン・スンミン(韓国)
ホー・ジアンウェイ(中国)

<フライ級/5分2R>
キム・ソンジェ(韓国)
パク・スワン(韓国)

<ウェルター級/5分2R>
イム・ビョンファ(韓国)
キム・ドクス(韓国)

<ライト級/5分2R>
チョ・ヨンジュン(韓国)
ジン・テホ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
バク・ジン(韓国)
バク・ソンジュン(韓国)

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