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【HEAT41】X’masイブイブにHEAT開催。エンリケと共に出場の春日井たけし ──UFCへの想いは?!

Takeshi Kasugai【写真】どうにかしている──と思われるぐらいの一途さが、春日井の魅力だ (C)MMAPLANET

12日(火)、HEAT事務局が12月23日(土・祝)に名古屋市港区の愛知県武道館で開催するHEAT41でエンリケ・スギモトがミドル級王座防衛戦を行い、春日井たけしがフライ級マッチに出場すると公表した。

7月15日のHEAT40においてチョ・ナムジンに勝利し、今月23日のUFC出場を信じて疑わなかった春日井がこのタイミングで、おひざ元HEATで戦う。これは何を意味しているのか。彼のUFCへの想い、キャリアアップはどうなるのか。今、何を考え12月の一戦に臨もうとしているのか。春日井に尋ねた。


春日井たけし
「今もUFCで戦いたいという気持ちはあります。ただ、さすがに井上(直樹)選手が負傷しても代役は用いず、試合自体がないと分かった時に心は揺らぎました。僕も格闘技をやって有名になりたいですし、RIZINが僕を必要としてくれるならRIZINで戦いたいとか、そういう想いも出てきました。

井上選手には申し訳ないですけど、本当にチャンスが巡ってきたと思ったんです。チョ・ナムジンに勝ったあと、もう行けるもんだと勘違いしてしまったところがあって。蓋を開けてみると、かすりもしなかった。あの時は、さすがにモチベーションが下がりました。どうすれば、誰に勝てば良いんだよって路頭に迷ったような感じになって。

その時にもらった国内のオファーも、今の気持ちでは戦えないというのがあって、周囲の人と相談して断らせてもらったんです。僕、そういうことしたの初めてなので……こんなことしていると、弱くなってしまうかもって……色々と悩みました。俺、逃げた。ビビったって。何やっているんだろうって……。プロとして、自分が誇りにしていた部分を無くしたのかなって。

でも、赤尾(セイジ)さんや他の人も『お前は断って良かったんだ。このタイミングで試合をして、結果が悪いと余計に後悔することになった』と言ってもらえて、気持ちが楽になりました。(日沖)発さんも『お前がやりたいと思うなら戦え。そうでなければ、戦わなくて良い。お前はこれまで十分にやってきたんだから。こんな状態で戦うと、体重オーバーのブラジル人とやった時と同じ結果になる』と言ってくれました。

僕……、UFCが全てでやってきたので……。今もUFCが一番の目標です。上海大会も諦めていません。館長もUFCから話があって上海大会に出られるなら、そっちで戦っても良いと言ってくれています。ただし、期待はし過ぎないようにして……、諦めはしないですけど……他の選択を持っておくべきかとも思っています。

とにかく今はもう開き直って、勝てば良いだろうって思えるようになりました。格闘技の本質は勝つこと。これからどうステップアップしていくかも考える必要があるけど、とにかく用意してもらった試合は勝つ。勝ち続ければ、道は開くと思って戦う方が楽です。とにかく勝つしかない。

もう余計なことを考えると、弱くなってしまうので。ガムシャラにやるしかない。これまで通りに、そうしていきますッ!!」

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